☆お盆前に気分の落ち込む患者さん じつは家族との関係?
8月初旬頃から気分が落ち込んだり、体調が悪化する患者さんたちがいらっしゃいます。原因は家族との関係です。
職場で帰省や夏休みが話題になる。テレビで家族旅行に出かける姿、帰省ラッシュの様子も流されます。「みんな楽しそうですね」というコメントがかぶさります。
家族は素晴らしいものですが、素晴らしい家族ばかりではありません。
毎晩 母親から電話がかかってきて数時間、愚痴を聞かされる。「いいかげんにして」というと泣かれる、親不孝となじられる。
毎日「勉強ができない」「おまえは頭が悪い」「出来そこないだ」と言われ続ける。ちょっと成績がよくなっても、ほめられるどころか「今度は○○番以内に入りなさい」と命令される。緊張で交感神経が亢進しすぎて抹消の血管が縮まり、ひどい肩こりや手足の冷えに苦しむ。
子供は親を選べません。問題のある親の子供は自分に問題があると自分を責め、自分を大切にする感情を育むこともなく、自信を失ったまま成人となります。
家族とのお盆の再開がストレスになっている方はたくさんいらっしゃるのです。親と会わない選択をされている方で、会わない自分を責める方もいらっしゃいます。
親との再会がストレスだと自覚されている方はまだいいのですが、自覚できないまま、お盆や正月前に体調を崩したり、気分が落ち込んだりする方もいらっしゃいます。
親と会うことがストレスだと思っていけないと、自分の感情にふたをして見ないようにされています。なぜ体調が悪くなるのか、不安をなくすために時によっては、親のことを指摘させていただくこともあります。何もいわず淡々と治療して身体と脳を楽にするだけのこともあります。
トラウマをなくす、緩和する鍼灸治療もあります。お悩みの方はご相談ください。
楽しいことを人は吹聴しますが、都合の悪いことは隠します。家族がストレスになっている方に知っておいてほしいことがあります。みんな楽しくやっているようにみえても、装っている場合もあるのです。悩んでいる人はあなたのほかにもいらっしゃいます。あなたは一人ではありません。
結の花壇がさきほこっています。