2014年08月09日

活きたツボ

病的状態になると体表の経穴(つぼ)に変化が現れます。それを「活きたツボ」という言い方をされる臨床家の方がいらっしゃいます。
じつは最近まで、なぜそんなことをことさら強調するんだろうと思っていました。当たり前のことじゃないかと。
昨年から年に4日ほど集中して鍼灸学校で実技を教えるようになりました。学生たちの身体はそれほど悪くはありません。いつも患者さんの「活きたツボ」に鍼をすることが当たり前だった私にとって、悪くない身体に必要もない鍼をするのは違和感を感じる経験です。学校では何回も悪くもない身体に鍼をするのです。
悪くもない身体に学生同士で下手な鍼をする、これを鍼灸と勘違いされては鍼灸の魅力が無くなってしまいます。だから「活きたツボ」を強調される臨床家の先生がいらっしゃるのでしょう。そういった先生はたいていは鍼灸学校の講師を長く勤められています。「活きたツボ」にする鍼は心地いいものです。

鍼灸学校では悪くもない身体に学生同士で下手な鍼をします。だから学生の間で人気があるのはどうしても刺激の少ない細い鍼になりがちです。実際の臨床では治る鍼が求められます。それもできるだけすみやかに。少しくらい刺激が強い鍼でも病んだ患者さんには心地よく感じられます。よくなっていくとたいていの患者さんは同じ刺激を、「気持ちいい」から「痛い」と感じるようになります。そうなると私は刺激のやり方を変えたり、鍼を細いものにかえ「気持ちいい」状態を持続するようにしています。

写真は10数年前の私と義理の父母と息子です。旅行中のもの。すでに父母は他界しています。お盆が近いので載せてみました。
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posted by ゆい at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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