来院された時は保健室登校になって半年が経っていました。週に2回ほど保健室登校をされていました。後は自宅です。
主訴の欄には自筆で、(人間関係による)疲れとれない、毎日しんどい、寝れない、気持ち悪い、じんましん、のどの下あたり重い、気持ち沈むと書かれていました。お腹が痛くなったり、吐き気がしたりもします。手足が冷えて手が震えることもあります。
2回ほど治療すると朝に起きた時のしんどい気持ちがなくなりました。
約1ヵ月に5回ほど治療すると、普通に朝は起床できるようになりました。学校に行く日も増えました。
約2ヶ月後に高校に入学すると人間関係も変わり、教室に登校できるようになりました。ただ喉の詰まりがひどくなり、なかなか食事が喉を通りません。気虚(ききょ)、ひどく元気がない時はのどの付近が重い状態でしたが、元気になってきて、気が充実し気滞(きたい)となるとのどのつまりがひどくなります。最初の気を補う治療から、滞りをとる、気を通す治療へと変化します。
結局、高校入学後約2ヶ月7回治療して普通に食事できるようになって卒業していただきました。
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