2025年03月30日

口があけにくくなり、口の中や舌がしびれるようになった20代女性

顎関節症はたくさん施術してきましたが、今回は口があけにくくなったのに加え、口の中や舌がしびれるようになった症例です。患者さんは20代女性で医療関係者、いくつかの病院に行きましたが原因不明でした。
しびれは伝統的中医学では気滞(きたい)気が滞ることから発生することが多いとされています。3月に口があけにくくなり、しびれ始めました。2〜3月は冬の間に鎮まっていた気が動き始める季節です。気が動き始めたけれど、スムーズにめぐることが出来ない場合は痛み等がおこります。吐き気も3月から起こり始めました。気滞がおこり、一部に逆気(ぎゃっき)が起こっていると判断しました。気は頭からお腹に降りていくのですが、滞ると逆行します。これを逆気と呼びます。頭痛や吐き気や咳、のどのつまり感などが出てきます。耳がつまることもあります。
病院でいろいろ調べていくうちに手術できない場所に脳動脈瘤もみつかってしまいました。これも大変なストレスで気滞(きたい)が強まります。
最低でも週1回は施術したかったのですが、仕事の都合で月2回の施術になりました。
4カ月の施術でしびれはなくなり、口も開けやすくなりました。それから2カ月 ほかの辛い所を施術しながらしびれや口のあけにくさのないことを確認してアンケートをいただきました。
◆非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。
◆患者さんのコメント
口の痺れはほぼなくなり、若干の口のあけにくさだけが残っているだけなので通ってよかったなと思っています。どの病院に行っても口の痺れの原因がわからなかったので治療できず悩んでいたので、とても助かりました。今後ともよろしくお願いいたします。
以上患者さんのコメント

若干の口の開けにくさがあるため「治療前の苦痛を10とすれば今は1」という評価をいただいています。
現代医学で原因不明でも伝統的中医学の視点から治療できるのが、伝統医学の強みです。
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posted by ゆい at 16:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記