2025年03月23日

生姜(しょうが)の効用 中医学からみると

私は生姜灸を独自に改良した生姜パックをよく使っています。生姜も漢方薬の材料です。生の生姜はパックにしても食べても、身体の表面にやってきた外邪を追い払う働きがあります。気の巡りをよくするので生姜パックにすると、こりや痛みにも効くし、食べると胃の動きが鈍った時に効きます。風邪をひきそうな時も生姜パックを大椎(だいつい)というツボにあてるとよく効きます。寿司のガリは生もので動きの悪くなった胃を活性化して楽にします。

生姜パックは生の生姜ですが、乾かすと乾姜(かんきょう)と呼ばれ効能が変化します。乾姜(かんきょう)は身体を温める作用がより強まりますが、気を巡らせる作用は落ちます。市販の生姜紅茶などは乾いた生姜を使っているので身体を温めます。
漢方薬の材料はどの経絡(けいらく)に効くかが決まっています。帰経(きけい)と呼びます。生姜の帰経(きけい)は肺経、脾経、胃経です。
スクリーンショット 2025-03-21 062815.png
posted by ゆい at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記