2024年09月26日

10年後に再発? 50代の女性の難聴

10年前に左耳の「突発性難聴」と診断され治した女性が 再度 来院されました。一か月前からめまいと左耳の耳鳴りが始まりました。首や肩もひどく凝ります。耳鼻科には行っていません。10年前に耳鼻科で治療しても治らなかったためです。めまいは来院時にはなくなっていましたが、ひどく耳がつまります。
※私は耳鼻科に行かないことを推奨はしていません。患者さんの選択に任せています。多くの患者さんは鍼灸と耳鼻科の治療を併用されています。ただ今回のように再発された場合は、結(ゆい)に最初から来られることもよく経験しています。

約一か月に5回 治療したところ耳鳴りも耳のつまりも、首肩コリもなくなり治療を終了しました。

女性からは「非常に良い効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない」というアンケート結果と以下のコメントをいただきました。
以前も難聴で治療を受けたことがあったが、今回はその時よりも症状の改善が早く、治療に来て良かったと感謝しています。コメント以上

10年前の「突発性難聴」もじつは「急性感音性低音難聴」に近い状態ではなかったかなと思っています。前も低音が下がっていました。突発性難聴の再発はないといわれています。ただ鑑別はそれほど重要ではありません。「突発性難聴」でも「急性感音性低音難聴」でも耳鼻科の治療は大差ないからです。
結(ゆい)の鍼灸治療は病名よりも患者さん個人の状態、証(しょう)に重きを置いています。
耳の症状の患者さんは「すぐに再発しませんか」と心配されることが多いのですが、1〜2年で再度来られる方はほとんどいません。
治療が終わった後は、良い身体の状態、良い証(しょう)を保って再発を防止するために、2週間に1回程度の治療を2回やり、約一か月間 様子をみることもあります。
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2024年09月11日

40代の女性のコロナ後遺症 嗅覚障害

コロナはまだまだ流行っています。マスクは暑い!でも私は電車や人込みでは必ずマスクをしています。外食も一か月に1度する程度です。結(ゆい)はしっかり換気して患者さんを迎えています。暑さが少し和らいできたので換気しやすくて助かります。
今回はたくさん治療してきたコロナ後遺症のお話です。

☆40代の女性のコロナ後遺症 嗅覚障害

コロナ感染の後に 匂いがわからなくなった40代の女性が来院されました。約2週間前にコロナに感染したとのこと。のどの痛みからはじまり、その後に発熱。1週間 横になり回復したものの嗅覚がなくなっていました。味覚はあります。
2週間に3回 治療したところ嗅覚はほぼ回復してきました。最初の3回を含め約一か月に6回の治療で嗅覚は回復したのですが、今度は風邪をひいてしまいました。再度 嗅覚が鈍くなり、治療継続。結局 当初から約2カ月間に12回の治療をして嗅覚も体調もしっかり回復しました。後半の一か月は再度ひいた風邪からの咳も治していました。

女性からは「非常に良い効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない」というアンケート結果と以下のコメントをいただきました。

嗅覚障害でお世話になりました。施術だけでなく色々と親切にアドバス意をいただき安心して通うことができました。施術後、2日後くらいから症状が改善することが多かったです。コメント以上 自筆のコメントは以下からどうぞ。
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施術翌日に症状が改善するといった声が多いのですが、この患者さんのように2日後によくなる方もいらっしゃいます。