2024年08月25日

もともとパニック発作のある女性が低音障害型感音難聴になった

台風10号接近のため8月27日火曜の午後の新規予約の受付をいったん中止しましたが、再開しました。予想よりゆっくり進んでいるためです。28日水曜は定休日です。29日木曜は平常通りの予定です。

☆もともとパニック発作のある女性が低音障害型感音難聴になった

40代の女性が左耳の耳鳴りと音のひびくのがつらいと来院されました。約一か月前からで、耳鼻科で低音障害型感音難聴と診断されています。聴力は125Hz(ヘルツ) 250Hz 500Hzの低音部で40デシベルに下がっています。
一度 ステロイドを処方されて軽減したが、最近 再度 聴力低下が出てきたので、もう一度 ステロイドを出されたとのことでした。首もひどく凝ります。
もともとパニック発作もあり、心療内科では軽いうつ病と診断され薬も出ています。
当初はステロイドと鍼灸を併用しました。じつはリーゼという不安と緊張を和らげる薬もステロイド(プレドニン)といっしょに新たに処方されていました。普通でもソワソワして落ち着きがなくなる傾向のある女性が、ステロイドを飲むとよけいにソワソワしてしまうからです。
ステロイドと鍼灸の併用で、約1週間に3回治療して聴力は回復しました。その後はステロイドもリーゼも減らしながら鍼灸を続けました。ステロイドもリーゼも飲まないでも大丈夫という状態になったところで結(ゆい)鍼灸院を卒業されました。耳のひびきも昼間に仕事している時は気にならなくなっていました。約一か月で6回の治療でした。
じつはもう2週間ぐらい治療したいと考えていました。再発を心配していたのです。約1年後に女性の紹介で家族の方が来院され、再発のないことを確認しました。
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2024年08月14日

東京都がコロナ後遺症に関するHPを開設

暑い日々が続きますが、朝夕に少し涼しさを感じる時も出てきました。結(ゆい)鍼灸院は8月16日金曜から開けます。

東京都がコロナ後遺症に関するHPを開設しました。
短くまとまっているので、コロナ後遺症について知りたい方にはお勧めです。
新型コロナ後遺症ポータル
https://www.corona-kouisyou.metro.tokyo.lg.jp/

私が理事をさせていただいている2023年の日本中医薬学会学術大会で講演されたヒラハタクリニックの平畑先生の講義動画もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=a27AO2vA3MI

「コロナ後遺症に対する漢方や鍼灸治療の実際」 伊東秀憲先生(北里大学北里研究所病院漢方鍼灸治療センター医長)の動画も鍼灸師にはお勧めです。伊東先生は以前 結(ゆい)鍼灸院で勤務されていたこともあり、今も関西中医鍼灸研究会に参加されています。
https://www.youtube.com/watch?v=VGjyNiOQTOs

コロナ後遺症にならないためには、何より養生が大切です。ゆっくり休むことです。抗原検査でコロナ陰性になって、ふつうの風邪と診断された方もゆっくり休んでください。「風邪くらいで会社を休むな」という風潮がコロナ禍でなくなったと思っていたら少し復活しているようです。風邪から無理して咳喘息になることもあります。風邪も周りにうつすと結構迷惑です。それに抗原検査の精度はPCR検査に比べて低いのでコロナ感染を見逃していることもあります。酷暑で身体も疲れています。ゆっくり休んでください。
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