2023年09月06日

酒谷薫先生に期待します。羽曳野市 認知症予防へ健康診断データをAI分析 東大と協力

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NHKで「羽曳野市 認知症予防へ健康診断データをAI分析 東大と協力」というニュースが流れました。
「羽曳野市は、東京大学と協力して、市の健康診断を受けた人のデータをAI=人工知能で分析し、個々人の健康状態にあわせた予防対策を提案するプログラムの開発を目指すことになりました。」というニュースです。酒谷薫先生がテレビに映っています。

私は酒谷先生と「不安レベルへの鍼の効果と前頭前野皮質のNIRS活動計測」という共同研究をして2014年に発表しています。2016年にアメリカ国立医学図書館の医学データベース「パブメド(Pubmed)」に収録されました。詳しくは以下を。
https://www.yuisuita.com/study/

現在 東京大学高齢社会総合研究機構に在籍している酒谷先生は日本中医薬学会の理事長で、私は理事をしています。長年 伝統的中医学を最先端科学で分析する仕事をされていている医師で、毎年 日本中医薬学会で発表されています。予防プログラムには中医学、東洋医学の知恵もいかされることでしょう。

今年の日本中医薬学会第13回学術総会は10月14日〜15日に開催されます。コロナ禍以降、初の対面で私も出席します。ご興味ある方は 以下をご覧ください。
https://award-con.com/jtcma13/

会頭 王 暁明先生のあいさつより一部 抜粋
第13回学術総会を2023年10月14日(土)、15日(日)に、東京のタワーホール船堀で現地及びLIVE配信によるハイブリット開催を予定しております。
日本中医薬学会は、今回の総会のテーマを『日本の中医学と世界の中医学』として、中国をはじめ台湾、香港、米国、豪州及びドイツなどの中医学団体や専門家を迎え、基礎から臨床、中薬や方剤と鍼灸などの学術交流を深めることに寄与し、特に「日本中医学の特色」、「世界の中医学に対して日本からできること」に焦点を当てて、世界の中医学を受け入れながら、本学会の会員を中心に、医師、薬剤師、鍼灸師等の皆様の研究成果や臨床叡智を積極的に発信したいと考えております。以上
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posted by ゆい at 07:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2023年09月01日

孫娘の麦粒腫(ばくりゅうしゅ)を治しました

夏休みに息子夫婦が帰省してきました。可愛い孫娘(3歳)もいっしょです。孫娘がしきりに右目をこすっています。よくみると右目のふちにポチっと小さな粒のようなものができています。麦粒腫(ばくりゅうしゅ、めばちこ、ものもらい)です。腫れる前にすぐに治した方がいいと判断しました。刺絡(しらく)が効きます。刺絡とは特殊な鍼を使って少量の血を出すやり方です。右目の麦粒腫には、今回 右人差し指の先端にある商陽(しょうよう)を使いました。

チクッと一瞬痛いので、家族総出で泣かせないようにしました。息子が前に抱き、右手を私が刺絡、数滴 血を出すのですが、乾いた綿花で包み込み血を見せないようにしました。左側には妻と息子の妻が位置しにぎやかにあやします。孫娘は刺絡の瞬間こそ顔がこわばりましたが、何が起こっているのかわからず、泣くことはありませんでした。左側の妻と息子の妻の方を向いて笑い出しました。直後から右目をこすることはなくなり、3日後には麦粒腫は消えていました。

◆余談 スクリーンタイムが「1日4時間以上」の赤ちゃんに発達の遅れという記事

若夫婦2人ともフルタイムで働いていますが、息子は孫娘にテレビやタブレット、スマホの動画を見せないで育てています。忙しい時はテレビに幼い息子の守りをさせていた私たち夫婦は感心しています。

ニューヨークタイムズの記事に「スクリーンタイムが「1日4時間以上」の赤ちゃんに発達の遅れ」という記事を見つけました。さっそく息子に送り育児を誉めました。孫娘は語彙が豊富です。
記事は要約すると以下のような内容です。

スクリーンタイム(テレビやスマホなどの画面を見ている時間)が1日4時間以上の1歳児は、2歳と4歳になった時点で、他の同じ年齢の子供に比べてコミュニケーション能力や問題解決スキルの発達に遅れが見られるとする研究結果が、米国医学会の「JAMA Pediatrics」誌に発表された。
同研究では、スクリーンタイムが長かった1歳児は2歳になった時点で、運動能力や社会的スキルの発達にも遅れが見られた。だがこれらの遅れは4歳までに解消されるようだ。
この研究は、スクリーンタイムが発達の遅れを引き起こしたと結論づけているわけではない。とはいえ、スクリーンタイムが長かった赤ちゃんと発達の遅れに関連性があることを発見した。
この関連性は、幼い子供にとって対面のコミュニケーションが大事であることを示していると、専門家らは述べている。以上
以上の研究は、日本の研究者らによっておこなわれ、約8000人の幼児の親を対象に実施したアンケート調査に基づくものとされています。

※私はクーリエジャポンという外国語の記事を翻訳して紹介するサービスの中で上記の記事を読んだのですが、ライブドアニュースにも同じ内容の記事がありました。
https://news.livedoor.com/article/detail/24873135/

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posted by ゆい at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記