2021年04月29日

コロナ対応力 都道府県別ランキング 大阪最下位

ヤフーニュースに以下のような記事が掲載されていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0fc124c20212bc0cfe514fa63e58ebecac82dae
もともとはメディカルトリビューンという医療関係者向けのニュースです。

現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応は地方自治体に任されており、対策やその効果は地域により大きく異なる。慶應義塾大学商学部教授の濱岡豊氏は4月26日、「健康影響」「対策」「市民の協力」「経済影響」という4つの観点から各都道府県の対応状況を10指標で評価しランキング化し、その結果を発表した。以上 記事から

対策がきちんとできている上位には鳥取県、島根県、佐賀県などが並び 感染爆発している大阪は最下位でした。以下 記事より

鳥取県と大阪府における評価指標の傾向を比較したところ、鳥取県では新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)陽性者数が少ない段階から検査を多数実施。昨年10月下旬ごろからの感染拡大期、いわゆる第三波以降はSARS-CoV-2陽性者数が減少に転じても検査を継続して陽性者を早期発見、隔離し、無症状患者や軽症患者などには療養を促した。その結果、全般的に陽性率を低く抑えられた―中略 ―大阪府について、濱岡豊氏は「検査人数が陽性者数と連動しており、陽性率がおおむね高い水準で推移していることから、全般的に検査不足であると考えられる」と説明。「病床も確保できていないため、自宅療養率が40%に達する時期も多く認められた。さらに客室稼働率は長期的に低いままであり、COVID-19対策の失敗が経済面でも深刻な影響を与えている」と指摘し、「今回の研究のように、データに基づいた評価を踏まえて対策を講じる必要がある」と訴えている。以上 記事より
画像1.jpg
感染爆発を招いている大阪の惨状を科学的に分析しています。誤った施策から起こるべくして起こった感染爆発です。記事は「早期発見、隔離、療養措置がカギ」と分析しています。「経済優先か感染対策か」ではなくきちんとした感染対策こそが経済を再生させる早道なのです。
まだ感染者数が200人ほどだった昨年11月の段階でも吹田保健所は私が仮に感染した場合、スタッフは濃厚接触者ではなく、PCR検査をしないという見解でした。検査範囲が狭すぎます。
私はPCR検査(自費)を2週間に一度から1週間に一度にして患者さんと私やスタッフを自衛しています。スタッフには検査キットを渡しています。27日の検査も陰性でした。

IMF=国際通貨基金のゲオルギエワ専務理事は3月30日の世界経済に関する講演で、アメリカと中国の経済が今年中に新型コロナウイルスの感染拡大前の水準まで回復するとの見通しを明らかにしています。大型の経済対策が成立し、ワクチン接種も進むアメリカと、コロナをほぼ制圧した中国の経済は、今年中に感染拡大前の水準まで回復します。科学に基づいた感染対策こそが人の命を救い経済を再生させる早道です。

◆5月2日日曜〜5日水曜は電話予約をお休みさせていただきます。ネット予約をご利用ください。

posted by ゆい at 16:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年04月23日

PCR検査(自費)の頻度を高めます

暖かくなってきました。結(ゆい)は1台のベットに1つの換気扇で常時 換気しています。暖かくなると換気しやすくなって助かります。連休のお休みはカレンダー通りです。緊急事態宣言が出ても開ける予定です。

施術者のPCR検査(自費)は豊泉家PCR検査センターを通して北大阪ほうせんか病院臨床検査科で行っています。大阪の感染拡大の中 今までは2週間に一度でしたが1週間に一度と頻度を高めることにしました。新型コロナ感染症に感染していないことを頻繁に確認していきます。4月20日 陰性でした。
写真はPCR検査キットです。10個まとめて購入しています。
IMG_3605.jpg
☆北大阪ほうせんか病院 新型コロナウイルス感染症病棟を新設

北大阪ほうせんか病院は280床のうち145床を48床のコロナ病棟(軽症・中等症向け)に代えています。1月初めに決定し2月終わりから稼働しています。
看護師約30人を新たに集めることにも成功しています。危険手当は月15万円〜20万円 支給されています(日経ヘルスケア 04/12 大阪の民間病院がコロナ病床を48床も作れた理由 より)
大阪府コロナ重症センターは目標60床のはずが いつのまにか30床になり、国の支援があるまでは18床で運営されていました。大阪府のグダグダと比べ、私が唾液検体を郵送している病院はきちんと仕事をしています。
posted by ゆい at 13:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年04月05日

突発性難聴 40日たっていたけど聴力が回復しました

50代の女性が左耳の突発性難聴で発症から約40日たって来院されました。発症してすぐにステロイドの点滴治療もしたのですがよくなりません。聴力が低下し、耳がつまり音もひびきます。首や肩もよくこります。一か月に8回 治療したところ耳のつまり感やひびき、肩や首のこりがなくなりました。結(ゆい)に来られてから約二か月後 発症から約三か月後に耳鼻科で検査して聴力の回復を確認しました。

アンケートでは「非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない」という回答をいただきました。
コメントは以下。

突発性難聴と診断され病院での治療であまり症状が改善されなかったので、インターネットで結鍼灸院を見つけて通院させていただきました。左耳のつまりがつらかったのですが数回の治療でつまりが改善しはじめ、ふらつきも軽減しました。先月二カ月ぶりに病院で聴力検査を受けたところ聴力が回復していました。こちらに通い始めた頃は気持ちも沈みがちでなぜこんな辛い症状が続くんだろうと思っていましたが、院長先生の「悪い部分ばかりに目を向けるのではなく良くなっている部分に目を向けてくださいね」という言葉にはっとさせられました。
そこから気分もすっきりしだしたように思います。ありがとうございました。左耳の症状はよくなりましたが体を整えるのにしばらく通院してみたいと思います。
コメント以上 自筆のコメントは以下からどうぞ
682mimi.jpeg
682-1mimi.jpeg
発症から少し時間が経過した突発性難聴の場合は「5回 治療を受けてください」とお願いしています。5回のうちに改善すれば治療を継続しますが、改善がみられなければ治療を中断しています。

◆専門家の皆様へ

この症例は関西中医鍼灸研究会のオンライン講義で取り上げます。専門家の方は関西中医鍼灸研究会のホームページから申し込んでください。直前に参加に必要なURLを送ります。以下の症例も解説します。

〇簡単に治った水恐怖(ハイドロフォビア) 水恐怖(hydrophobia)と耳鳴りのセットの女性
http://yuisuita.sblo.jp/article/188506342.html
〇急性低音障害型感音難聴(ALHL)と耳鳴りとフワフワと不眠の女性
http://yuisuita.sblo.jp/article/188550488.html

◆関西中医鍼灸研究会 4月オンライン講義予定 4月17日土曜 午後7時〜8時30分
「耳疾患の鍼灸治療の考察」 講師 藤井正道
竹越哲男先生(竹越耳鼻咽喉科医院)、粕谷大智先生(東京大学医学部附属病院リハビリテーション部鍼灸部門)の講義を受けて 参加費 無料 次回の6月からは参加費をいただきます。
http://kansaihari.com/

2021年04月04日

急性低音障害型感音難聴(ALHL)と耳鳴りとフワフワと不眠の女性

2020年11月に左の耳鳴りと難聴で30代の女性が来院されました。一か月前から左耳が聞こえにくくなったり、大きく聞こえたりするようになったということでした。
耳鼻科で 急性低音障害型感音難聴(ALHL)と診断されお薬を飲んでいらっしゃいます。急性低音障害型感音難聴は難聴ですが、音が大きく聞こえることもあります。ただしはっきりとは聞こえないので、大きく聞こえるけど聞き取りにくいといった不快な状態になります。
ひどく調子の悪い時はフワフワしためまいがあるため、メニエール病の疑いもあるといわれています。左の背中もひどく凝ります。

2回ほど治療すると落ち着きました。約一か月4回治療して 症状が落ち着き、再発がないことを確認した段階でアンケートをいただきました。

アンケートは「よい効果があった。少し苦痛はあるがずいぶん楽になった」と回答され、「耳の不快な症状(耳鳴り、閉そく感、めまい)が2回目の治療後からとても楽になり安心しました。背中のこりもありましたが、気にならないほどに楽になりました。」とコメントをいただきました。

自筆のコメントは以下からどうぞ
681mimi.jpeg
じつは年明けの2月初めに、不眠といっしょに軽い耳鳴りが出て2回ほど治療して不眠と耳鳴りをいっしょに治しました。この時は「非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない」という回答をいただきました。1月〜3月は耳の症状や不眠が出やすい季節です。

◆専門家の皆様へ

この症例は関西中医鍼灸研究会のオンライン講義で取り上げます。専門家の方は関西中医鍼灸研究会のホームページから申し込んでください。直前に参加に必要なURLを送ります。

◆関西中医鍼灸研究会 4月オンライン講義予定 4月17日土曜 午後7時〜8時30分
「耳疾患の鍼灸治療の考察」 講師 藤井正道
竹越哲男先生(竹越耳鼻咽喉科医院)、粕谷大智先生(東京大学医学部附属病院リハビリテーション部鍼灸部門)の講義を受けて 参加費 無料 次回の6月からは参加費をいただきます。
http://kansaihari.com/