2021年01月28日

大学入試に間に合いました、失声症の高校生

自主的に2週間に1度のPCR検査を受けながら、治療を続けています。最近は1月25日に受けたところです。27日に陰性の通知をいただきました。
今回は失声症のお話です。新型コロナ感染症は人々に強いストレスを与えています。この間も漢方を処方されている心療内科の医師と電話で話したのですが、そのクリニックも予約がつまっているとのお話でした。

☆大学入試に間に合いました、失声症の高校生

昨年秋にお母さんからメールをいただきました。

高校三年の娘が〇月〇日に失声症になりました。
精神科に通っていますが、すこし「う」と、発声できるようになった程度です。
実は大学の推薦入試の面接を〇月頭に控えております。すこしでも、声がでれば、なんとかなるかもしれないのですが、以上 お母さんからのメール

声が出なくなってから20日ほどたっていました。すぐに来院してもらい治療すると、1度で声は出るようになりました。ただ約1か月後に推薦入試の面接の面接を控えていました。声は出ますが、まだかすれています。嗄声です。首も肩もひどく凝るし、寝つきも悪い、夜に2〜3回 目が覚める、昼間は眠いという訴えでした。
2回目の治療で声はかすれなくなりました。はっきりしゃべれます。「入試が終わればぐっすり眠れるよ」と話しながら1週間に1度の治療を続けました。入試の緊張から、声が出なくなることを予防するためと諸症状を楽にするためです。入試が終わり合格したところで治療を終わり、アンケートをいただきました。総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は0であるとの回答と以下のコメントをいただきました。

◆患者さんのコメント

1度目の治療で声が出た時は本当に嬉しく家族で泣いて喜びました。おかげさまで大学受験もうまくいって感謝してもしきれません。有り難うございました。

自筆のコメントは以下から
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posted by ゆい at 16:57| Comment(0) | TrackBack(0) | うつ、パニック障害

2021年01月06日

関西中医鍼灸研究会 2021年ZOOM情報交換会のお誘い

関西中医鍼灸研究会世話人の藤井正道です。今回は鍼灸師、学生向けのお知らせです。
2021年1月17日日曜 午前10時30分〜12時 オンラインで情報交換会を行います。参加費は無料です。会員、会員以外でも中医学的鍼灸に興味ある方の参加をお待ちしております。

関西中医鍼灸研究会は2020年1月以降、リアルの活動を停止していました。1月18日の研究会の講師が邵輝(しょうき)先生から世話人 藤井と早川敏弘先生に急遽 代わりました。邵輝(しょうき)先生が緊急来日した武漢の医師と大阪大学の医師たちとともに新型コロナ感染症対策の協議に入ったためです。邵輝(しょうき)先生はウイルスの専門家でもありWHO=世界保健機関で日本のインフルエンザウイルスの流行予測の仕事をされていました。また阪大微生物研究所に在籍されていたこともあります。
関西中医鍼灸研究会は2020年4月に中医研通信を発行し、ネットでも公開しました。新型コロナ感染症の解説と2019年12月〜2020年3月の中国の感染症対策を特集したものです。
http://kansaihari.com/202004tusincorona.pdf

その後はオンラインでの学習会や学会などが続きましたが、関西中医鍼灸研究会としての活動は休止していました。今回は情報交換、近況報告、2021年度の関西中医鍼灸研究会の運営など、ゆるーく雑談しながら、中医学鍼灸のお話しをしていく予定です。会員以外の参加も歓迎します。下記から参加をお願いします。

◆Toshihiro Hayakawaさんがあなたを予約されたZoomミーティングに招待しています。

◆Zoomミーティングに参加する
https://us02web.zoom.us/j/83685565296?pwd=a2JRSkNnRENKaE90Mi9HM0ZmVTBnZz09
ミーティングID: 836 8556 5296
パスコード: 760881
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us02web.zoom.us 2020年1月の関西中医鍼灸研究会の様子です。
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posted by ゆい at 14:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年01月05日

突発性難聴と診断された40代女性の治療

2021年あけましておめでとうございます。結(ゆい)鍼灸院 院長の藤井正道です。
結(ゆい)は1月6日水曜まで冬休みです。7日木曜から開けます。予約と予約の変更のお電話は本日5日火曜から受け付けています。ネット予約はいつでも受け付けています。

昨年11月から自主的にPCR検査を受けながら、治療を続けています。最近は12月22日に受けたところです。
寒い季節ですが、各ベットごとに1台の専用換気扇で換気しています。患者さんの息や飛沫はベットごとに排出されています。患者さんにもマスク着用をお願いしています。
強力な暖房で室温は25度以上にしています。コロナ前から温灸の煙対策に換気扇と強力暖房を備えていたのが役に立ちました。

☆突発性難聴と診断された40代女性の治療

40代の女性が耳の不調を訴えて来院されました。耳鼻科では左耳の突発性難聴との診断。2週間前に左耳がぼわんとした感じがしたので、耳鼻科に行ったら聴力も低下していました。右耳にも違和感を感じます。
一度 治療すると、左耳のぼわんとした感じも右耳の違和感もなくなりました。1回目の治療の後 咽頭炎になったというので今度はそちらの治療。耳の異常とのどの異常を訴える方はよくいらっしゃいます。
半月に3回の治療の後、耳鼻科で聴力の回復も確認しました。その後も肩こりや耳の症状の再発を治療して約1か月。いろいろ落ち着いたところでアンケートをいただきました。

◆患者さんのコメント

患者さんからは「非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は0であるというアンケート回答と以下のコメントをいただきました。

突発性難聴と診断を受け、耳鼻科通院と並行してこちらでの治療をお願い致しました。疲れや体調の耳の症状としてあらわれることが多かった為 耳の症状や聴力低下がもとに戻るかどうか不安に思っておりましたが、1カ月程度でほぼ症状は治まり聴力ももとに戻るところまで回復いたしました。とてもありがたく思っております。
また身体が冷えやすい体質ですが、針治療を受けると身体があたたまり、体調を大きくくずすことがなく、私には効果のある治療であったと思っております。ありがとうございました。
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◆考察

じつは突発性難聴という耳鼻科の診断には 疑問を持っています。この患者さんは30代の時にも左耳の不調を訴えて来院されたことがあるからです。この時は左耳の閉そく感や高音が耳に響くという症状で、急性低音障害型感音難聴(ALHL)を疑う症状でした。顎関節症の症状もあり、これも治しました。突発性難聴は いちおう再発しないことになっています。耳の疾患は、これという範疇に入りにくいものも多数あります。〇〇という病気を治すのではなく、目の前の患者さんを治していきます。