今回は失声症のお話です。新型コロナ感染症は人々に強いストレスを与えています。この間も漢方を処方されている心療内科の医師と電話で話したのですが、そのクリニックも予約がつまっているとのお話でした。
☆大学入試に間に合いました、失声症の高校生
昨年秋にお母さんからメールをいただきました。
高校三年の娘が〇月〇日に失声症になりました。
精神科に通っていますが、すこし「う」と、発声できるようになった程度です。
実は大学の推薦入試の面接を〇月頭に控えております。すこしでも、声がでれば、なんとかなるかもしれないのですが、以上 お母さんからのメール
声が出なくなってから20日ほどたっていました。すぐに来院してもらい治療すると、1度で声は出るようになりました。ただ約1か月後に推薦入試の面接の面接を控えていました。声は出ますが、まだかすれています。嗄声です。首も肩もひどく凝るし、寝つきも悪い、夜に2〜3回 目が覚める、昼間は眠いという訴えでした。
2回目の治療で声はかすれなくなりました。はっきりしゃべれます。「入試が終わればぐっすり眠れるよ」と話しながら1週間に1度の治療を続けました。入試の緊張から、声が出なくなることを予防するためと諸症状を楽にするためです。入試が終わり合格したところで治療を終わり、アンケートをいただきました。総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は0であるとの回答と以下のコメントをいただきました。
◆患者さんのコメント
1度目の治療で声が出た時は本当に嬉しく家族で泣いて喜びました。おかげさまで大学受験もうまくいって感謝してもしきれません。有り難うございました。
自筆のコメントは以下から
