2016年08月31日

耳管機能不全という状態、耳管開放症と狭窄症

◆耳管開放症
耳管が開いたままの状態になり、耳閉感や自声強聴、自分の声が大きく聞こえるなどの症状が出ます。

◆耳管狭窄症
耳管がふさがったり、狭くなると、耳閉感や自声強聴や耳の聞こえが悪い、痛みといった症状が出ます。

つまり耳管開放症と狭窄症の症状はそっくりです。

自治医科大学 小児耳鼻咽喉科 伊藤真人教授は耳管開放症と狭窄症について
この一見異なる病態がときに混在している場合もあり両者を合わせて耳管機能不全として取り扱うのが適当である(よくわかる病態生理14耳鼻咽喉疾患より)
と書かれていますが、私の臨床的実感とも一致しています。
患者さんの中には、ある耳鼻科では耳管開放症といわれ別の先生にかかったら耳管狭窄症といわれ「いったいどっちなんだ」と混乱されている方もいらっしゃいます。

結の鍼灸治療は耳管開放症と狭窄症、つまりは耳管機能不全を治していきます。どちらも治すし軽くなりますから心配いりません。
耳管機能不全はじつは耳の症状だけでない患者さんが、たくさんいらっしゃいます。
肩こり首こりのひどい方、耳鳴りがして不眠の方、身体がだるくて仕方のない方、めまいの方(ぐるぐる回る方は少ないのですが)不安感の強い方などなど。鍼灸はこれらの症状をまとめて治していきます。
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2016年08月28日

3回で治りました、中耳炎の後に残った耳のつまり感 自声強調

結(ゆい)鍼灸院の藤井です。
9月は学会等のため9日金曜午後、10日土曜、17日土曜を休診させていただきます。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。

☆3回で治りました、中耳炎の後に残った耳のつまり感 自声強調

長澤さん(仮名)は子育て真っ最中のキャリアウーマンです。保育所に子供さんを預け、営業で走り回る日々です。納品で重いものを持つこともあります。

2週間前に左耳が急性中耳炎にかかり、鼓膜を切開しました。鼓膜に少しだけ穴を空けて、奥に溜まっている膿(うみ)や滲出液を抜きとる治療です。
鼓膜の穴はふさがったけれど左耳の圧迫感、耳のつまり感 自声強調、自分の声が響いて聞こえる症状が出てきました。時々 耳の後ろも痛くなります。右耳もつまったり、ひっぱられる感じになってきました。
肩こり腰痛は前からあります。

8月に来院されました。週2回治療して、その後 お盆をはさんで10日後に治療。3回目の治療の後にほぼ症状が消え、4回の治療で卒業していただきました。

この時にアンケートをいただきました。アンケートでは
◆非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない。
◆治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は0である。
という回答をいただき以下のようなコメントもいただきました。

◆コメント

治療前は耳のつまり感 自声強調がひどく、仕事にも支障が出るほどでした。耳鼻科通院していましたがなかなか改善されず、聞こえの違和感で精神的にもおちこんでいたように思えます。
そんな中 結鍼灸院をホームページで知り、少しでもよくなればという思いで治療を始めました。
2回の治療後 つまり感、自声強調が少し楽になったように感じ、3回目の後は、日常生活の中であまり気にならない程度になりました。症状がでてもすぐに治るようになりました。
同時に腰痛や肩、首のコリもとれ、本当にうれしい限りです。また何か不調があったときはお世話になりたいと思います。ありがとうございました。

◆院長解説

耳のつまり感 自声強調などは耳周囲を流れる気の滞り、経絡(けいらく)がつまったものです。もともとは健康な女性ですが、夏の暑さと働きすぎの疲労で免疫力も弱り、治りが悪くなっていました。自律神経の乱れも少し出始めていましたが、何より早めに治療開始できたのが、早めの治癒につながりました。
「納品などの肉体労働がきつい時に症状もひどくなる」と言われていました。疲労すると気のめぐる力も弱まり、気の滞りもひどくなります。疲労を回復させ気がうまく流れる治療をさせていただきました。
2回の治療の後に長澤さんも夏休みが入り、実家でゆっくりできたのもよかったと思います。
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※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

2016年08月16日

アメリカの水泳選手たちのカッピング、吸い玉療法

暑い日が続きますがみなさまいかがお過ごしですか。吹田の最高気温は今日は33度。このところ36度の日もあるのですが、7月下旬よりは少し楽に感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。身体が慣れたからです。暑熱順化といいます。暑くなって10日〜14日程度たつと暑さで急に体温が上昇しすぎたりすることが減ってくるのです。
7月は暑熱順化がうまくいかない方をたくさん治療しました。鍼灸すると暑熱順化がうまく進みます。

◆結(ゆい)は現在、夏休み中ですが予約の電話は通じます。18日木曜から平常通り開けます。

☆アメリカの水泳選手たちのカッピング、吸い玉療法

オリンピックでのアメリカの水泳選手たちの肌にある赤い丸いあざのようなものが話題になっています。カッピング、吸い玉療法とよばれるもので鍼灸治療の一部なのですが、鍼ではないので資格はいりません。そのためエステなどでも行われています。お相撲の力士が吸い玉の跡をつけているのも昔はよくみられました。過去には水牛の角(つの)を使って行われたこともあり、吸角(きゅうかく)療法とも呼ばれます。

ガラス玉に火をいれて中を真空状態にして、皮膚表面に血液を集めます。そのため皮膚が赤黒くなりますが、たいていは一週間程度で跡は消えます。
結(ゆい)ではコンプレッサーを使って吸い玉を真空状態にしています。

☆鍼灸ドーピングはよく効く、しかも安全

ウィキペディアによるとドーピングは、「スポーツなどの競技で運動能力を向上させるために、薬物を使用したり物理的方法を採ること、及びそれらを隠ぺいしたりする行為」とされています。
ロシアがアメリカの水泳選手たちの吸い玉をドーピングではないかと抗議したようですが物理的方法を厳密に定義するとロシアの主張は正しいことになります。ただそうなるとテーピングもどうかという話になりますし、皮内鍼(置き鍼)をつけて走っている選手もいます。オリンピック委員会は薬物以外は問題にしないようです。
鍼灸を選手たちの能力向上に使うことは一般的に行われていて、薬物と違い安全です。吸い玉は跡が残りますが、鍼灸は跡は残りません。結(ゆい)でもトライアスロン愛好家の方が大会前に必ずいらっしゃいます。「鍼灸ドーピングをやります」と笑いながら治療させていただいています。
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2016年08月02日

浅川要先生の講演会

7月31日 日曜に東京中医センター 浅川要先生の講演会を関西中医鍼灸研究会主催で開催しました。
2人の患者を実際に診断して、その場で治療するというもので興味深いものでした。浅川要先生が実際の治療の様子を公開するというのはなかなかない機会です。

じつは私が診ている患者さんを1人、モデル患者としてお願いしていたのですが、診断結果、弁証は私とほぼ同じ結果になりました。中医診断学の標準性、共通性を確認する一幕でした。もちろん治療の仕方は各治療家ごとに異なるのが、西洋医学と違うところなのですが。

季刊 中医臨床の編集長も取材に来ていただきました。9月号の中医臨床に掲載されます。
季刊 中医臨床を出版している東洋学術出版社のHPは以下です。
http://www.chuui.co.jp/

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posted by ゆい at 14:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記