スーパーに筍(たけのこ)が並ぶ季節になりました。たけのこは食物繊維のかたまりです。 食物繊維は身体にいいとされていますが、やたらと摂ればいいというものでもありません。適量は人によって違います。
内臓の働きがいいかげん弱くなっている人は 一度にたくさんの食物繊維は かえっておなかの動きをとめたり腹痛をおこしたりします。とくにお年寄りは要注意です。適量は自分の感覚と経験で見つけるしかないのです。
☆旬のものは 意識して、積極的に食べたほうがいいけれど
この時期、お腹が痛くなったとか どうも重い、はるとかいって来院される患者さんの何割かは 筍(たけのこ)を1〜7日程度前に食されています。毎年 この季節になると必ず腹痛を訴えられ、いつも筍(たけのこ)を食べた後だったという、皆勤賞をあげたくなるような患者さんもいらっしゃいます。もちろん鍼灸治療1〜2回で簡単に治ります。
「旬のものは 意識して、積極的に食べたほうがいい」というのが 伝統的中国医学の考え方ですが、筍(たけのこ)に関しては 当てはまる人とそうでない人がいらっしゃるようですね。
2016年03月29日
2016年03月25日
いろいろある『身体表現性障害』の痛みや違和感
結(ゆい)鍼灸院の藤井です。「原因の多くは心理的ストレス…腰痛は“気”で治す病だった」という記事が日刊ゲンダイDIGITAL 2016年3月23日に掲載されています。
私も2009年発行の著書「灸法実践マニュアル」の中で「腰痛を伴う心身症」という項目を設けて同様の考えを書いています。「全ての慢性腰痛は心身症である」と。
☆いろいろある『身体表現性障害』の痛みや違和感
著書で取り上げた福島県立医科大学医学部整形外科の先生方も同様の見解で、この記事でも取り上げられています。一部を下記に要約します(要約部分には◆をつけます。私の見解には☆をつけます。)
◆老若男女、多くの人を苦しめている腰痛。そのうちの85%は痛みの原因が分からず、診断がつけられない。どこで診てもらっても、何をしても消えない痛みには、「心」が関係している可能性があることが、近年の研究で分かってきた。
福島県立医科大学医学部整形外科学講座の大谷晃司教授によると
「1つはストレスによって、痛みをコントロールする脳のメカニズムがうまく働かなくなっている場合です。実際よりも痛く感じたり、痛みのもとは消えているのにまだ痛いと神経回路が錯覚したりします。もう1つは、ストレスが体の痛みとして出る場合。仮病ではなく、本人は本当に腰が痛いと感じています。この状態を専門用語で『身体表現性障害』といいます」
☆藤井が日々の臨床の中で、感じていることと同じです。『身体表現性障害』は腰痛に限りません。首の痛み、肩の痛み、顔の痛みといろいろ多彩です。痛みだけでなく違和感とかもやもやとかいろんな形で表現されます。鍼灸のうつ病や双極性障害、パニック障害の治療法を応用しながら治していくと、きれいに治ります。何よりも患者さんを安心させる治療家の姿勢が大切です。
じつは医者や治療家から「治りにくい」「難治性腰痛」とか、治りにくそうな病名、例えば「変形性脊椎症」「腰椎すべり症」とか言われると『身体表現性障害』はますますひどくなります。病名が正しければそれでいいのでしょうか。何か配慮がほしいところです。
福島県立医科大学では抗うつ剤を使うので、「私はうつ病ではない!」という患者さんの心理的抵抗がおこるかもしれませんが、鍼灸では鍼を使うだけなので心理的抵抗はおこりません。
◆いまできること――具体的には「動く」ことだ。最近の医学の常識では、急性・慢性にかかわらず、動いた方が腰痛の治りは早くなるという。
福島県立医科大学医学部整形外科学講座の大谷晃司教授によると
「痛いからじっとしているのではなく、痛くても動けるなら動く。これによって、乱れた脳のメカニズムが正常に整う可能性がありますし、腰回りの筋肉がほぐれて血行が良くなり、結果的に痛みの原因が改善されることも期待できます。そうした運動療法と並行して、患者さんに合わせて痛みを軽くする薬や抗うつ薬などによる治療を行っていきます」
☆結(ゆい)ではまずあらかたの痛みを鍼灸で治してから、動いてもらいます。数回であらかたの痛みはとれます。
痛みで長く安静にしてきたのですから、筋力は弱っています。楽になって動き回ると、衰えていた筋肉が痛みます。患者さんは不安になって「大丈夫ですか?」と聞かれるのですが、私はニコッと笑って「大丈夫です、これは回復に向かう途中に出る痛みですからいい痛みです。そのまま無理のない程度に動いてください」と励まします。再発した痛みも1〜2回の鍼灸治療でなくなります。そのうち筋力も回復してきて、たくさん動いても大丈夫になります。腰痛のせいで掃除ができていなかったお家が多いので、家の中がピカピカになります。
このブログの読者には若い鍼灸師の先生も多数いらっしゃいます。どうか「あなたは治りにくい」と患者さんに責任を押し付ける治療家だけにはならないでください。治せないのは、私たち治療家の責任、技量の不足です。
◆原因の多くは心理的ストレス…腰痛は“気”で治す病だった
日刊ゲンダイDIGITAL 2016年3月23日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/177800?utm_content=buffer36bba&utm_medium=social&utm_source=facebook.com&utm_campaign=buffer
私も2009年発行の著書「灸法実践マニュアル」の中で「腰痛を伴う心身症」という項目を設けて同様の考えを書いています。「全ての慢性腰痛は心身症である」と。
☆いろいろある『身体表現性障害』の痛みや違和感
著書で取り上げた福島県立医科大学医学部整形外科の先生方も同様の見解で、この記事でも取り上げられています。一部を下記に要約します(要約部分には◆をつけます。私の見解には☆をつけます。)
◆老若男女、多くの人を苦しめている腰痛。そのうちの85%は痛みの原因が分からず、診断がつけられない。どこで診てもらっても、何をしても消えない痛みには、「心」が関係している可能性があることが、近年の研究で分かってきた。
福島県立医科大学医学部整形外科学講座の大谷晃司教授によると
「1つはストレスによって、痛みをコントロールする脳のメカニズムがうまく働かなくなっている場合です。実際よりも痛く感じたり、痛みのもとは消えているのにまだ痛いと神経回路が錯覚したりします。もう1つは、ストレスが体の痛みとして出る場合。仮病ではなく、本人は本当に腰が痛いと感じています。この状態を専門用語で『身体表現性障害』といいます」
☆藤井が日々の臨床の中で、感じていることと同じです。『身体表現性障害』は腰痛に限りません。首の痛み、肩の痛み、顔の痛みといろいろ多彩です。痛みだけでなく違和感とかもやもやとかいろんな形で表現されます。鍼灸のうつ病や双極性障害、パニック障害の治療法を応用しながら治していくと、きれいに治ります。何よりも患者さんを安心させる治療家の姿勢が大切です。
じつは医者や治療家から「治りにくい」「難治性腰痛」とか、治りにくそうな病名、例えば「変形性脊椎症」「腰椎すべり症」とか言われると『身体表現性障害』はますますひどくなります。病名が正しければそれでいいのでしょうか。何か配慮がほしいところです。
福島県立医科大学では抗うつ剤を使うので、「私はうつ病ではない!」という患者さんの心理的抵抗がおこるかもしれませんが、鍼灸では鍼を使うだけなので心理的抵抗はおこりません。
◆いまできること――具体的には「動く」ことだ。最近の医学の常識では、急性・慢性にかかわらず、動いた方が腰痛の治りは早くなるという。
福島県立医科大学医学部整形外科学講座の大谷晃司教授によると
「痛いからじっとしているのではなく、痛くても動けるなら動く。これによって、乱れた脳のメカニズムが正常に整う可能性がありますし、腰回りの筋肉がほぐれて血行が良くなり、結果的に痛みの原因が改善されることも期待できます。そうした運動療法と並行して、患者さんに合わせて痛みを軽くする薬や抗うつ薬などによる治療を行っていきます」
☆結(ゆい)ではまずあらかたの痛みを鍼灸で治してから、動いてもらいます。数回であらかたの痛みはとれます。
痛みで長く安静にしてきたのですから、筋力は弱っています。楽になって動き回ると、衰えていた筋肉が痛みます。患者さんは不安になって「大丈夫ですか?」と聞かれるのですが、私はニコッと笑って「大丈夫です、これは回復に向かう途中に出る痛みですからいい痛みです。そのまま無理のない程度に動いてください」と励まします。再発した痛みも1〜2回の鍼灸治療でなくなります。そのうち筋力も回復してきて、たくさん動いても大丈夫になります。腰痛のせいで掃除ができていなかったお家が多いので、家の中がピカピカになります。
このブログの読者には若い鍼灸師の先生も多数いらっしゃいます。どうか「あなたは治りにくい」と患者さんに責任を押し付ける治療家だけにはならないでください。治せないのは、私たち治療家の責任、技量の不足です。
◆原因の多くは心理的ストレス…腰痛は“気”で治す病だった
日刊ゲンダイDIGITAL 2016年3月23日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/177800?utm_content=buffer36bba&utm_medium=social&utm_source=facebook.com&utm_campaign=buffer

2016年03月18日
『中医臨床』2016年3月号に掲載
『中医臨床』2016年3月号(通巻144号)が発刊されました。私の拙文が掲載されています。
【From Letter】 『続・針師のお守り―針灸よもやま話―』というもので浅川要 先生の著書を読んだ私の感想です。じつは『中医臨床』のHPで全文 読めます。短いですのでよかったらお読みください。
http://www.chuui.co.jp/book/002593.php
【From Letter】 『続・針師のお守り―針灸よもやま話―』というもので浅川要 先生の著書を読んだ私の感想です。じつは『中医臨床』のHPで全文 読めます。短いですのでよかったらお読みください。
http://www.chuui.co.jp/book/002593.php
2016年03月14日
子育てママの自律神経失調症が1ヶ月でよくなった!
3.11東日本大震災から5年と3日がたちました。今回は様々な不調から自律神経失調症と診断された若いお母さんのお話です。
☆子育てママの自律神経失調症が1ヶ月でよくなった!
松尾(仮名)さんは小さなお子さん2人の子育て真っ最中の30代の主婦です。2人目のお子さんを出産した6年前から身体の不調に悩まされていました。
とくにここ2〜3ヶ月動悸、頭痛、不眠に苦しめられていました。胸の下の方がしめつけられるような痛みもあります。自律神経失調症と診断され心療内科からお薬をもらっていますがなかなか好転しません。眠っても2〜3時間で目が覚めてしまいます。
コメントにもあるように、1回の鍼灸治療で寝つきが良くなり、胸の下の方がしめつけられるような痛みが楽になりました。
約1ヶ月 7回の治療をしたところでコメントをいただきました。動悸、頭痛、不眠、胸痛がなくなり、午前中は起きられなかったのが、朝から家事ができるようになりました。
出産は素晴らしいことですが女性の身体にかなりの負担となります。出産後の女性は気血両虚(きけつりょうきょ)という身体の弱った状態です。中医学では1年くらいは養生が必要としています。しかし実際はこの時期こそ赤ちゃん相手に大奮闘する時期、夫や周りがしっかりお母さんを支えることが大切です。
男と女では脳が違います。子育てのしんどい時期、夫がどれだけかかわったかということを女性はしっかり覚えています。20年たっても30年たっても覚えています。女性患者さんが夫に対してもらす本音は私にもずいぶん勉強になりました。
熟年離婚を切り出されてびっくりしないためには、家事育児にしっかりかかわってください。よろしくお願いします。
◆アンケートでは「非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【0】である」との評価をいただき以下のコメントをいただきました。
◆コメント
6年くらい前から通院し、ここ数ヶ月は投薬やカウンセリングの効果もほとんどなく動悸も薬によって一時的におさえるというつらい状況でした。ホームページで偶然こちらを知り通院したところ1回で寝つきがとても良くなり3.4回めで頭痛もほとんどなくなり、今まで午前中は眠っていることが多かったですが、家事やそのほかにも時間を有効的につかえるようになっています。心療内科でもとても効果が出ていると言われ減薬しています。ありがとうございました。
◆自筆アンケートは以下から

※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
☆子育てママの自律神経失調症が1ヶ月でよくなった!
松尾(仮名)さんは小さなお子さん2人の子育て真っ最中の30代の主婦です。2人目のお子さんを出産した6年前から身体の不調に悩まされていました。
とくにここ2〜3ヶ月動悸、頭痛、不眠に苦しめられていました。胸の下の方がしめつけられるような痛みもあります。自律神経失調症と診断され心療内科からお薬をもらっていますがなかなか好転しません。眠っても2〜3時間で目が覚めてしまいます。
コメントにもあるように、1回の鍼灸治療で寝つきが良くなり、胸の下の方がしめつけられるような痛みが楽になりました。
約1ヶ月 7回の治療をしたところでコメントをいただきました。動悸、頭痛、不眠、胸痛がなくなり、午前中は起きられなかったのが、朝から家事ができるようになりました。
出産は素晴らしいことですが女性の身体にかなりの負担となります。出産後の女性は気血両虚(きけつりょうきょ)という身体の弱った状態です。中医学では1年くらいは養生が必要としています。しかし実際はこの時期こそ赤ちゃん相手に大奮闘する時期、夫や周りがしっかりお母さんを支えることが大切です。
男と女では脳が違います。子育てのしんどい時期、夫がどれだけかかわったかということを女性はしっかり覚えています。20年たっても30年たっても覚えています。女性患者さんが夫に対してもらす本音は私にもずいぶん勉強になりました。
熟年離婚を切り出されてびっくりしないためには、家事育児にしっかりかかわってください。よろしくお願いします。
◆アンケートでは「非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【0】である」との評価をいただき以下のコメントをいただきました。
◆コメント
6年くらい前から通院し、ここ数ヶ月は投薬やカウンセリングの効果もほとんどなく動悸も薬によって一時的におさえるというつらい状況でした。ホームページで偶然こちらを知り通院したところ1回で寝つきがとても良くなり3.4回めで頭痛もほとんどなくなり、今まで午前中は眠っていることが多かったですが、家事やそのほかにも時間を有効的につかえるようになっています。心療内科でもとても効果が出ていると言われ減薬しています。ありがとうございました。
◆自筆アンケートは以下から
※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
2016年03月08日
激しい腰痛が5回で治った!
6年前に突発性難聴を治療した患者さんが再び来院されました。当時は50代、今は60代の女性です。今度は左側の激しい腰痛、お尻とふくらはぎの痛みです。
5日前に、ちょっとうたた寝をして起きたら痛み始めたとのこと。激痛のために夜も眠れないという訴えです。
ちょっと驚いたのが整形外科でだされていたお薬、神経障害性疼痛に使われるリリカ(プレガバリン)が最初から出されていました。リリカは帯状疱疹のあとに残る帯状疱疹後神経痛や線維筋痛症などの激しい痛みに対して処方される薬で、2010年から使われるようになりました。それなりの副作用もあるので、普通の腰痛にすぐ処方されたことに違和感を覚えました。
患者さんのコメントにもあるように12日間に5回の鍼灸をして卒業していかれました。
◆アンケートでは「非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【0】である」との評価をいただき以下のコメントをいただきました。
◆コメント
突然の激しい腰痛とふくらはぎの痛みにまずは整形外科に行きましたが痛み止めと湿布を出されただけでした。これでは何の根本的な解決にもならないと思い、こちらに来させていただきました。
MAX10を超える痛みが1回の治療で7〜8に減り、2回目で3〜4へとどんどん痛みが消え4回目でほぼ完治、5回目で卒業させていただきました。もっと時間がかかるだろうと覚悟していましたが、うれしい誤算でした。
これからも具合がよくない時がもしあれば早めに治療を受けて回復させ元気に生活したいと思います。ありがとうございました。
PS、いったんキャンセルした旅行は一ヵ月後に予約を取り直しました。元気に旅行できるのは本当にありがたいことです。
◆自筆アンケートは以下から

※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
5日前に、ちょっとうたた寝をして起きたら痛み始めたとのこと。激痛のために夜も眠れないという訴えです。
ちょっと驚いたのが整形外科でだされていたお薬、神経障害性疼痛に使われるリリカ(プレガバリン)が最初から出されていました。リリカは帯状疱疹のあとに残る帯状疱疹後神経痛や線維筋痛症などの激しい痛みに対して処方される薬で、2010年から使われるようになりました。それなりの副作用もあるので、普通の腰痛にすぐ処方されたことに違和感を覚えました。
患者さんのコメントにもあるように12日間に5回の鍼灸をして卒業していかれました。
◆アンケートでは「非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【0】である」との評価をいただき以下のコメントをいただきました。
◆コメント
突然の激しい腰痛とふくらはぎの痛みにまずは整形外科に行きましたが痛み止めと湿布を出されただけでした。これでは何の根本的な解決にもならないと思い、こちらに来させていただきました。
MAX10を超える痛みが1回の治療で7〜8に減り、2回目で3〜4へとどんどん痛みが消え4回目でほぼ完治、5回目で卒業させていただきました。もっと時間がかかるだろうと覚悟していましたが、うれしい誤算でした。
これからも具合がよくない時がもしあれば早めに治療を受けて回復させ元気に生活したいと思います。ありがとうございました。
PS、いったんキャンセルした旅行は一ヵ月後に予約を取り直しました。元気に旅行できるのは本当にありがたいことです。
◆自筆アンケートは以下から
※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
2016年03月07日
評価された鍼灸の役割「来るべき大規模災害にどう備える」
昨日 吹田の千里金蘭大学で「来るべき大規模災害にどう備える」という市民講座が開催されました。文科省の研究班が主催したもの。驚いたのは講演者の多くに鍼灸がかなり評価されていたこと。私が阪神大震災の時に鍼灸ボランティアを組織していた頃とは大違いです。
昨年の関東東北豪雨災害ではDMATから参加要請もありました。DMATは国の災害派遣の医療チームです。
こういった流れを作り出してきたのは東日本大震災や関東東北豪雨災害でも活躍していた災害鍼灸マッサージプロジェクトの鍼灸師たちです。
じつはこの講座参加の一番の目的は災害鍼灸マッサージプロジェクト代表 三輪正敬先生にお会いすることでした。東京から来られていて講座の後、いっしょに食事しました。私が東日本大震災の時、塩釜チームのリーダーをした時に電話やメールで何回も会話しましたが実は直接お会いするのは今回が初めて。災害ボランティアの分野で鍼灸業界をひっぱっていく若きリーダーに大いに期待します。
講演者の一人、阪大の精神科医 林紀行先生は、福知山線の脱線事故の被災者やご家族をTFT思考場療法を用いて治療されている先生。私の行なっている思考鍼でのトラウマ治療を紹介させていただきました。
昨年の関東東北豪雨災害ではDMATから参加要請もありました。DMATは国の災害派遣の医療チームです。
こういった流れを作り出してきたのは東日本大震災や関東東北豪雨災害でも活躍していた災害鍼灸マッサージプロジェクトの鍼灸師たちです。
じつはこの講座参加の一番の目的は災害鍼灸マッサージプロジェクト代表 三輪正敬先生にお会いすることでした。東京から来られていて講座の後、いっしょに食事しました。私が東日本大震災の時、塩釜チームのリーダーをした時に電話やメールで何回も会話しましたが実は直接お会いするのは今回が初めて。災害ボランティアの分野で鍼灸業界をひっぱっていく若きリーダーに大いに期待します。
講演者の一人、阪大の精神科医 林紀行先生は、福知山線の脱線事故の被災者やご家族をTFT思考場療法を用いて治療されている先生。私の行なっている思考鍼でのトラウマ治療を紹介させていただきました。
