2016年01月16日

防災グッズ マスカーの紹介

阪神大震災のあった1月17日がめぐってきます。
今日は避難所のような大空間でプライベートスペースをつくるのに便利な道具、マスカーを紹介します。一家に一個あると何かと便利です。

塗装工事などで仕上げ部分以外に余分な塗料が付着しないように、シートを敷いたり、テープを貼って防ぐことを養生といいます。マスカーとは、マスキングテープと養生シート(ポリシート)を一体化させた養生資材です。

☆いろんな使い方のできるマスカー

軽くてコンパクト、しかも安い。ブルーシートよりも簡単に空間を区切ることができます。割れた窓に貼ったり、こわれてすきま風の入る壁に貼ったりもできます。
※マスカーについて紹介しているページ
http://www.yoshinokasei.co.jp/benefit/about.html

2011年4月、私はずっと考えていました。「災害鍼灸マッサージプロジェクト」に参加し東日本大震災の津波に襲われた宮城県塩竃市と離島の浦戸諸島に入ることになっていたのですが、避難所の大空間を仕切る道具は何かないものかと。

阪神大震災の時は、教室で治療しました。避難所になっている学校の机を並べ、救援用の毛布をしいて簡易の治療用ベットをつくったのですが、間仕切りはありませんでした。今度は何とかできないものかといろいろ考えていたのです。

たまたま我が家で壁紙の一部を張り替えることになり職人さんが養生をしていました。その養生シートがマスカーでした。半透明なポリシートは光は通すけど、視線はさえぎります。ぼんやりとしかみえないのです。「これだ!」と思いました。ひもをはってマスカーをたらせば個室がつくれます。ブルーシートや毛布だと重すぎてひもがたわむし、暗くなります。軽いポリシートなら大丈夫です。さっそくホームセンターで買ってきて実験、翌日には「災害鍼灸マッサージプロジェクト」の先に現地入りしているチームに送りました。
「災害鍼灸マッサージプロジェクト」は2011年にのべで5,986名 患者を治療し、のべで1,083名の 治療家 が参加したボランティアでしたが、各チームでマスカーが使われました。

震災ボランティアについては以下のページをご覧下さい。
http://www.yuisuita.com/hobby/

東京都が出している東京防災という電子書籍がすぐれものです。誰でも読めます。
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/book/index.html

下の写真はマスカーを使った東日本大震災の鍼灸ボランティアの様子とマスカー
マスカー.jpg

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posted by ゆい at 16:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記