2015年12月26日

2回で治った突発性難聴

結(ゆい)鍼灸院の藤井です。今日は2回で治った突発性難聴のお話です。

☆2回で治った突発性難聴

辰巳(仮名)さんは50代の男性です。冬にみえられました。営業の外回りでバイクに乗られています。1週間前バイクで走行中に両耳がつまり回復しなくなりました。両耳がふさがって音がこもります。左耳が耳鳴りするようになりました。

耳鼻科では突発性難聴という診断。左耳の聴力も少し低下していました。
ステロイド剤を一週間飲みましたが、身体がはれたような感じがしてきて、体調が悪化したのでやめたところです。バイクでの外回りも車に変えました。

一度 治療すると「両耳のふさがる感じが少しましになった」とのこと。2回めの治療の後 「よくなったようだ」との電話連絡があり、3週間後に郵送したアンケートの回答をいただきました。2回の鍼灸治療で突発性難聴が治りました。

◆アンケートでは「非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【1】である」との評価をいただき以下のコメントをいただきました。

◆コメント
完治率が3割程度と聞いていたので半分あきらめていました。ステロイド剤服用により、副作用が出て飲むのを止め、食事療法(絶食)と鍼灸をしたところ劇的に改善しました。今のところ悪化する気配はありません。ありがとうございました。

※結からのコメント

辰巳さんは、ステロイド剤服用で身体がはれたような感じになったので断食をされました。辰巳さんは体調が悪くなるとすぐに断食をされるそうです。食事療法(絶食)が突発性難聴にどれだけ有効なのかはわかりません。

突発性難聴でステロイド剤を飲み始めた時の副作用は、いらいら感、不眠、消化不良、下痢、吐き気、食欲増進などがあるようです。私もいらいらしたり不眠になるという声はよく聞きます。
ではその時はどうするか。医師と相談してもらうことが前提ですが、私は服用を継続できるならその方がいいと考えています。突発性難聴のステロイド治療は比較的短期間ですし、副作用は鍼灸で緩和させます。

◆自筆アンケートは以下から

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※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

2015年12月24日

不都合な真実、お酒は体温を下げます、あたたかく感じるのは錯覚です

結(ゆい)鍼灸院の藤井です。年末年始はお酒を飲む機会も増えます。私もお酒は好きな方なので今日は自戒をこめたお話です。

☆不都合な真実、お酒は体温を下げます、あたたかく感じるのは錯覚です

お酒を飲むと身体があたたかくなる感じがします。手足の先もポカポカしてきます。末梢の皮膚血管をひろげるからですが、実際はここから熱が逃げて体温が低下しています。普通は体温が下がると、寒く感じるのですが、アルコールが体温調節中枢に直接作用して、適切な働きを妨げているため寒さを感じにくくしています。

忘年会でお酒を飲みすぎ、暑くなってコートを脱ぎ、薄着で寒い戸外を歩いたら、翌朝 風邪をひいていたというのはよくある話。体温が低下して免疫力も下がり、風邪にかかりやすくなっていたからです。
大量のアルコール摂取は体温調節中枢をマヒさせるという研究もあります。この場合、寒いところでは体温が下がり、熱いところでは体温が上がります。

お酒を飲むと身体があたたかくなる感じは錯覚です。薄着で寒い戸外を歩かないようお気をつけください。適量を楽しんでください。

☆飲みすぎ食べすぎは湿邪(しつじゃ)を増やし「ぎっくり腰」や「寝違い」に

飲みすぎ食べすぎは、身体の中で代謝しきれない悪い水分=湿邪(しつじゃ)を増やします。湿邪が経絡(けいらく)、気の流れる道をふさぐと、こったり痛んだりしやすくなります。忘年会の翌日、身体が重くなるのはこのためです。薄着で寒い戸外を歩くと寒邪(かんじゃ)がよけいに経絡をつまらせます。ひどい場合は「ぎっくり腰」や「寝違い」にもなります。風邪をひくだけではないのです。どうかお気をつけください。

◆年内は28日(月)まで開けます。今年の不調は今年のうちに治しましょう。
今号は結(ゆい)通信No.438 2013/12/23発行を少し書き直したものです。
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2015年12月17日

こわい場所には鍼をしません

結(ゆい)鍼灸院の藤井です。私は患者さんがこわがる場所には鍼をしないことにしています。例えば頭に鍼をされるのがこわい患者さんがいらっしゃいます。

「頭は一番、安全なところなんですよ。頭がい骨というヘルメットのような骨に頭は守られています。鍼はヘルメットの上の皮にするだけです。頭がい骨は硬いので鍼は通りません。それにヘルメットにそって横に鍼をするだけです。」

こういうとたいていの患者さんは、頭に鍼をするのを許してくれます。でも中にはそれでもいやだという方もいらっしゃいます。たいていは別の鍼灸院で頭に鍼をした後、めまいが出た経験のある方です。やり方を工夫すれば、頭に鍼をしてもめまいは出ないのですが、いやがる方に無理強いするようなことはしません。
首がひどくこるのだけれど首、後頭部に鍼をするのはこわいという方もいらっしゃいます。これもなんとかなります。遠慮なくおっしゃってください。言いづらい方はメールかメモをください。

先日は耳が水の中にいるようで、いやな感じがするといって来院された20代の女性がいらっしゃいました。手足も冷え、肩もこります。「年かな」「10代のころはこんなことはなかった」と何度もおっしゃいます。「年は関係ありません」といって治療開始。背中を使う督脈通陽法という私の得意の治療法をしました。背中に棒灸や灸頭鍼をします。
二回ほど治療したら手足も暖かくなり、肩こりもなくなりました。耳も不快感を感じていない時の方が長くなってきました。混んだ電車に乗ると気分が悪くなっていたのがなくなり、バーゲンに行けると喜んでいらっしゃいました。軽いパニック障害のような症状があったようです。何より疲れなくなったそうです。

いつも通り治療をしようとすると、背中を使わない治療はできないかと相談されました。背中側に他人に回られるのがどうも苦手とのこと。治療のために我慢してこられたのですが、ここまでよくなってくれば他のやり方でもなんとかなるのではとお考えになったようです。背中側から鍼をしたり温灸をしたりする治療はやめにすることにしました。
慣れないハイヒールを履いてから脚と腰が痛いという訴えだったのですが、背中や腰に鍼をすることなくちゃんとその場で痛みをとりました。
鍼灸はいろんなやり方があります。患部を使わないでも治療はできます。お尻を見られるのが嫌だからと、痔のことを隠される女性もいらっしゃいますが大丈夫です。お尻に鍼をしなくても治療はできます。

☆幻肢痛(げんしつう)ファントムペインも治す鍼灸

病気や事故等で手足を切断した場合、切断した筈の手や足が痛むという症状があります。幻肢痛とかファントムペインといいます。原因不明とされていますが、鍼灸は幻肢痛を治療することもできます。幻肢痛の方はぜひ鍼灸をお試しください。

◆年内は28日(月)まで開けます。今年の不調は今年のうちに治しましょう。

※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

写真は11月末の箕面市勝尾寺の紅葉。サービス精神満載のお寺で池から、雲のような水蒸気がでる仕組みで演出している。
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2015年12月09日

肩のこらない身体になるには

肩こりを治すことは簡単です。大切なのは「もちがいいこと」そして「肩のこりにくい身体になること」です。今日はそのお話です。ところで月曜のNHKの朝の連ドラ「あさが来た」つわりに苦しむ主人公のあささんが鍼を受けていました。つわりには鍼がよく効きます。たくさんの妊婦さんのつわりを治してきました。

風邪も流行っているようです。お気をつけください。風邪の時は早めに鍼灸を受けてください。以下をご覧ください。
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_cold/

☆肩がこらない人に近づく

世の中には肩がこらないという人がたくさんいらっしゃいます。まったく健康な人と伝統的中医学でいう陽実(ようじつ)とか陰虚陽亢(いんきょようこう)という証(しょう)の人です。証(しょう)はその時の身体の状態です。証(しょう)は変化していきます。私も若いときは肩こりに悩まされましたが今は全然ありません。

陽実(ようじつ)は身体に気力体力がみなぎっている状態、元気な人は肩がこりません。起業してバリバリやっている青年実業家あたりをイメージしてください。仕事が終わってもジムに行って汗を流しているような人です。本当は過ぎたるは及ばざるが如しで陽実(ようじつ)、元気すぎる人にも落とし穴はあるのですが、ここでは話がややこしくなるので触れません。

陰虚陽亢(いんきょようこう)は陰陽のバランスが乱れている状態、身体を落ち着かせる陰が消耗して、身体を興奮させる陽が相対的に多くなっている人、せかせかと落ち着きなく動いています。不眠や頭痛に苦しむことはありますが、肩はこりません。

要するに陽の気が消耗すれば、気がうまくめぐらなくなり肩がこりやすくなります。陰虚陽亢(いんきょようこう)のようにバランスが乱れ、病的に陽が多くても肩はこりません。

運動すると一時的に気はめぐるのですが、運動で疲れて陽の気が消耗してしまう人は翌日からまた肩こりに悩まされます。クイックマッサージなどの「もちが悪い」のは、陽の気を補充していないからです。鍼を使って陽の気を補充することもできますが、温灸の方が何倍も効率がいいので、私は温灸を多用します。身体が十分にあたたまって、気がめぐっていれば肩はこりません。お風呂にはいった直後はたいていの方が肩こりを忘れているはずです。

☆2回の治療で肩こりがなくなる

矢沢(仮名)さんは30代の働く女性、ひどい肩こりに悩まされています。肩こりだけでなく目頭がしびれ、目が開けづらくなっているという症状で来院されました。
1回の治療で症状が楽になり一週間後にもう一度 来院されました。当初の症状は楽になっているけれど少しだけ残るということでした。その日は長く戸外で立った後に左ひざが痛むようになったということで、そちらも治療しました。階段を降りる時に痛むというのをその場でとりました。階段を降りる時に痛むというのに履いてこられたのはハイヒール、おしゃれの方が痛みに勝っている女性はたくさんいらっしゃいます。ハイヒールで降りても痛くない状態にしました。

その後一ヵ月後に別件で来院されました。肩こりは治っています。一日 パソコンをすると体だるいと感じることはあっても翌日には回復しています。この時にアンケートをいただきました。
アンケートでは
◆非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない。
◆治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は1である。
という回答をいただき以下のようなコメントもいただきました。

◆コメント
目の内側のしびれや目があけにくい症状は全くなくなりました。肩こりはほとんどありませんが、一日中パソコンを見ているような仕事の日の夕方や夜にやや肩がこる(というか体がだるい)と感じることがあります。

◆自筆アンケートは以下から
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※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
posted by ゆい at 16:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 頭痛、肩こり