2018年07月21日

西日本豪雨に対し鍼灸ボランティアが呼びかけられています

◆真備町に行きます

7月25日水曜と8月1日水曜に岡山県倉敷市 真備町に鍼灸ボランティアとして入ることにしました。今回は岡山県鍼灸師会の応援として入ります。
下記のような申し込みフォームが開設されています。日本鍼灸師会と全日本鍼灸マッサージ師会の共同の取り組みですが、上記の会員以外の方でも歓迎しています。

※岡山県では、県との防災協定により当面の期間、倉敷市真備町で毎日支援活動を実施します。広島県では呉市安浦地区と坂町及び熊野町で週末を中心に活動開始しています。愛媛県でも順次活動予定です。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfXkAK69wzJkDsGQ7vtf31vFOXBEEqE8nSDQMLqM2K1sNhE1w/viewform?c=0&w=1

岡山県鍼灸師会は避難所への支援活動のほか、AMDAが運営する避難所併設の臨時治療所へも人員を派遣しているようです。AMDAは 岡山市に本部を置いているNPO団体で災害や紛争発生時、医療・保健衛生分野を中心に各国で緊急人道支援活動を展開しています。
熊本地震の時も、鍼灸マッサージを取り入れた支援活動をしていました。
http://amda.or.jp/articlelist/?work_id=5991

とくに平日の人手が足りないと聞いたので、水曜に行くことにしました。
写真はAMDAのHPから転載させていただいています。
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◆災害鍼灸マッサージプロジェクトも始動

東日本大震災や熊本地震の時に 協力して活動した災害鍼灸マッサージプロジェクトも広島県三原市で活動を始めています。
https://sinkyu-sos.jimdo.com/%E5%B9%B3%E6%88%9030%E5%B9%B47%E6%9C%88%E8%B1%AA%E9%9B%A8%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%AE%E6%B4%BB%E5%8B%95%E5%A0%B1%E5%91%8A/


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2018年06月28日

大阪北部地震 夜になると泣き出す子供たち 落ち着かせ方

結(ゆい)鍼灸院の藤井正道です。大阪北部地震が18日月曜朝に起こってから10日たちました。今日は夜になると泣き出す子供たちの落ち着かせ方のお話です。

☆震源との距離で違った揺れの形

当院に通院されている患者さんたちのほとんどが大阪北部地震にあいました。
25日付の朝日新聞朝刊に最初に短い周期の強い揺れがきて、その後  やや長い周期の弱い揺れが来たという分析が書かれていましたが、患者さんたちの言葉と一致します。
震源に近い患者さんたちは「激しい たて揺れの後 横揺れが来た」「阪神大震災より激しかった」と表現され、震源からやや遠い患者さんたちは「激しい たて揺れだったけれど時間は短かった」「横揺れはなかった」「阪神大震災ほどこわくなかった」と言われます。震源からやや遠い患者さんたちは最初の短い周期の強い揺れだけを感じていたのです。私もそうでした。
震源からやや遠い患者さんたち、震度5強の地域の患者さんたちは2~3日は眠りにくかったが そのあとは眠れるようになったという方がほとんどでした。そのころから余震も減っています。
ただ平素から不安傾向の強い方の中には、阪神大震災の恐怖を思い出して不眠が続くようになったという方もいらっしゃいました。
強迫性障害がだんだんと快方に向かっていた女性の患者さんが震度6弱の地域、しかもマンションの高層階に住まれていました。心配していたのですが、かえって元気になられていました。食欲も増し、テキパキと家の片づけをされています。興奮が恐怖にうちかっています。興奮がさめても、気分の落ち込みがないようサポートしていくつもりです。

☆首肩こりのひどくなる患者さんが多かった

結(ゆい)に来て、首や肩のこりがなくなっていたのに、再度 こってきたという患者さんたちが多数 みられました。余震への緊張から交感神経優位の状態になり、細かな血流が悪くなったためでしょう。
子供たちが不安になり、親と添い寝するケースが増えました。夜になると泣き出す子供もいます。狭いベットで添い寝して寝返りができず、親の首 肩のこり、腰痛が出ることもありました。

☆夜になると泣き出す子供たち 落ち着かせ方

夜は中医学では陰が必要となる時間です。陰と陽の陰です。昼は陽の時間、夜は陰の時間です。眠りは陰を養います。気持ちを落ち着かせます。余震の恐怖で眠れないと、いよいよ陰が不足してきます。徹夜すると翌日 妙に興奮した経験はありませんか。
夜になると陰が必要になるのに、十分な陰が養われていないから怖くなります。不安から泣き出す子供たちの背中をスプーンの腹の部分を使って上から下までこすってあげてください。3分ほどで十分です。足をもんであげるのもいいですね。
気持ちが落ち着き、恐怖が和らぎます。もちろん小児鍼は こういった症状によく効きます。

※7月の木曜日は午後5時から開けます。

東京衛生学園専門学校での集中講義のため7月の木曜日は午後5時から開けます。7月第4木曜26日は定休日です。よろしくお願いいたします。
写真は6月24日の高槻市の様子です。屋根にところどころブルーシートがかかっています。

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2018年06月24日

大阪北部地震 今回は鍼灸マッサージボランティアの呼びかけはしません。 一般ボランティアのニーズはたくさんあります。

大阪北部地震が18日月曜朝に起こってから最初の週末が来ました。たくさんのボランティアのみなさんが被災地で働いていらっしゃいます。高槻市茨木市も全国からボランティアを受け付けています。ありがたいことです。

私は阪神大震災、東日本大震災、熊本地震と被災者への鍼灸マッサージボランティアを呼びかけてきましたが、今回は見送ります。
被災地の鍼灸院、整骨院等の治療施設が地震前と同様に動いていて被災者のみなさんが今までの行きつけの治療施設に今まで同様にアクセスできるからです。
今回の大阪北部地震では地元同業者が健在です。私も被災地 吹田で開業しています。結(ゆい)鍼灸院は近畿一円から患者さんが来られています。地震の前から被災地の吹田はもちろん高槻、茨城、枚方、摂津、箕面の患者さんたちを治療していました。地震の後の被災者となった患者さんたちを今も治療し続けています。
日本全国で地震が頻発する時代になりました。今回は被災地で治療するという貴重な機会を与えられました(何度も与えてほしくはありませんが)
被災地の患者さんの治療に集中し、その経験と教訓を論文等で全国の鍼灸師 治療家のみなさんにお伝えすることが、今の私の仕事と考えています。

1995年の阪神大震災の時から以下のように考え、東日本大震災、熊本地震でも同様に考え行動してきました。

1.被災地では情報の伝達が悪い。
はりきゅうマッサージを欲している人に短期間に十分に情報が伝わるためには徹底した宣伝力が必要だ。
TV・ラジオ・新聞にボランティア治療のファックスを流し続けた。パソコン通信(2018年現在はインターネット、SNS)にも書き込んでもらった。現地でのビラ張り、ビラまき

2.臨時治療所による治療を主とし、巡回治療を従とする。
・臨時治療所の方が針灸治療の治療条件がよく、冶療効果が高くなる。
・限られた時問内で効率的に多数の患者に治療できる。
・同一場所での共同治療から治療家同士に連帯感が生まれ、楽しく治療できる。
・心身とも衰弱して動けない状態の患者には巡回の方か有効だ。

3.できるだけ早期にボランティア治療に入り、地元の同業者の立ち上がり状況を見ながら撤収する。ボランティア治療は、時間との戦いでもある。

早期投入、早期撤収は異論のある治療家の方も多いことでしょう。持続的な取り組みが重要という意見も理解できます。熊本地震の時に持続的に取り組んだ団体の存在も知っていますし尊敬もしています。
ただ開業鍼灸師が多く、休みもとりにくく、公的なシステムに組み込まれにくい私たちにできることは限りがあります。長期的なケアは基本的には行政が担うことと考えています。私たちは行政の無償の下請けではありません。早期投入、早期撤収の取り組みで鍼灸師マッサージ師のみなさんの熱情を組織し活躍してもらうやり方もあってもいいのではと考えています。

写真は今日 24日日曜の茨木市の朝の避難所です。2人ほど残っていらっしゃいましたが、ほかは出払っています。東日本大震災、熊本地震でみられた多くの高齢者が横になっている光景はここにはありません。
受付の茨木市職員の方と話しました。被災者のみなさんは夜だけ戻ってこられるそうです。着替え場所がないのが気になりましたが、着替えは自宅でなさるそうです。仕切りのパーテーションも準備はできているそうですが夜だけなので設置していないとのこと。たしかにパーテーションを設置すると暑そうです。
今 周辺地域は水と電気は通っていますが、ガスは出ません。全国のガス事業者が茨木市高槻市で活動されていました。
災害ボランティアセンターの受付には多くの志願者が訪れていました。片づけなどの一般ボランティアのニーズはたくさんありそうです。
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2018年06月19日

ビックデーターの分析から明らかになった現代女性の低体温と治し方

余震が続きますが、いかがお過ごしですか。今日19日 午前中の患者さんに震度6強の揺れにあわれた箕面と枚方の患者さんがいらっしゃいました。吹田や大阪市内北部の患者さんは、今回の大阪北部地震を「強い たて揺れだったが、阪神大震災よりは揺れの時間は短かった」と感じていらっしゃいましたが、箕面と枚方の患者さんは「強いたて揺れの後に横揺れが来た。長い時間 揺れていて とてもこわかった」と話されていました。地域によって揺れ方も異なっていたようです。

今回は女性の低体温と対処法のお話です。

☆ビックデーターの分析から明らかになった現代女性の低体温と治し方

10代後半から40代の女性3万2,735人のデータから平均基礎体温が36℃に満たない女性が約40%にも上ることがわかりました。現代女性の平均基礎体温は36.5℃でした。月経管理アプリ「ルナルナ」のビッグデータ分析の結果です。
5月に開催された日本抗加齢医学会での産科婦人科舘出張 佐藤病院院長の佐藤雄一氏、順天堂大学医学部小児科学講座らの共同研究グループの発表「ビッグデータ分析により得られた現代女性の平均基礎体温と抗加齢分野での応用」で明らかになりました。日本抗加齢医学会総会最優秀演題賞で表彰されています。
結(ゆい)にいらっしゃる女性患者さんたちをみている私の臨床的実感とも一致します。
体温の低い女性たちはタンパク質摂取量や運動習慣が少なく、朝食を抜いたり、月経異常の割合高かったようです。葉物の野菜サラダばかり食べて、お昼はおにぎり1つに冷たいペットボトルのお茶、PCの前でデスクワークを続けているような女性がイメージできます。昼からは身体がだるくなるので一時的な興奮作用のあるコーヒーや紅茶、チョコレートが大好きです。

☆低体温を克服する方法

結(ゆい)で行っている督脈(とくみゃく)通陽法は身体の陽の気を奮い立たせます。気をめぐらせて肩こり首こり、頭痛や腰痛を治します。各種温灸も使います。しばらくすると低体温がなくなり、1度ほど上昇する女性がたくさんいらっしゃいます。私は肩こりを治すのは当たり前、「肩のこりにくい身体にします」と患者さんに申し上げているのですが、低体温を治すこととつながっています。
体温を上げると身体の機能低下からくる様々な不調を治すことができます。便秘や胃下垂も改善します。耳管開放症も治ります。しつこい後鼻漏(こんびろう)も治ります。

☆自宅で低体温を克服する方法

朝食は温かいものを摂ってください。水分補給は常温の水かお湯やぬるま湯でお願いします。外食の時は水の氷を抜いてもらってください。私もそうしています。最近は 朝食はねぎや各種野菜や納豆を入れた味噌粥(みそがゆ)をよくつくっています。
冷たいものを控えて、できるだけ温かいものを食べるようにしてください。お寿司の時は、汁や温かいお茶、茶碗蒸しをいっしょにとるようにしてください。私はビールも常温で飲むことが多いです。
朝からシャワーではなく、できれば浴槽に入ってください。最近は断熱材を入れて保温力を高めた浴槽もあります。TOTOでは「魔法びん浴槽」、LIXILでは「サーモバスS」パナソニックでは「保温浴槽」と呼ばれています。私も朝と夜 お風呂に入っています。体温を早く上げると午前中からフルパワーで働けます。写真は督脉通陽法で温灸をかけている様子です。
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2018年06月18日

地震の不安、不眠、イライラに効くツボ

結(ゆい)鍼灸院の藤井正道です。今朝 大阪北部で震度6弱の地震がおこりました。結(ゆい)のある吹田市は震度5強、強烈な たて揺れでした。
結(ゆい)鍼灸院は本日18日は臨時休診させていただきます。明日19日火曜より平常通り診療いたします。予約や予約変更の電話は今日も受け付けています。
朝から何本も予約変更の電話がかかってきました。

今 結(ゆい)鍼灸院の中でヘルメットをかぶって、このメルマガを書いています。パトカー等のサイレン音がひっきりなしに聞こえてきます。
おかげさまで停電もなく、水道も通じていて たいした被害もありませんでした。家族もスタッフも全員 無事です。

自宅から結(ゆい)まで車で来たのですが、電車は止まり駅は人であふれていました。一部の信号は止まり、警官が手信号で交通整理をしていました。線路の上を保線の方が歩いて点検していました。

◆治療法もここ一週間は変えます

鍼灸治療中に余震がくるのではという不安の方もいらっしゃるでしょうから、治療法は工夫して不安のないやり方で施術させていただきます。

◆内関(PC6) 三陰交(SP6)で不安、イライラ、不眠を解消

内関(PC6) 手首に自分の指で指3本 人差し指中指薬指をあててください。手の内側 人差し指の親指側、腕の真ん中にとってください。

三陰交(SP6) 足首内側 うちくるぶしに手を4本あて膝に近いほうの足の真ん中、骨の後ろ側にとります。

内関(PC6)三陰交(SP6)を押したり、お灸をしてください。地震の後は交感神経が高ぶります。がんばる時は都合がいいのですが、不安、イライラ、不眠になった時は2つのツボを使ってください。
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2018年05月27日

両耳のつまり、閉塞感、耳鳴りが一か月で治った

耳の閉塞感、つまり感がいろいろな身体の不具合といっしょに治ったお話です。

☆両耳のつまり、閉塞感、耳鳴りが一か月で治った

60代の女性が「2週間前から両耳がつまる、閉塞感が出てきた」と来院されました。人の声が遠くに聞こえます。自分のしゃべる声もこもって聞こえます。右耳の耳鳴は何年も前からあります。今回は両耳が耳鳴りするようになりました。ふらつきも出てきました。
以前から背中が痛んでいたのですが、右の首から肩にかけても痛むようになりました。寝つきも悪く、一度は夜中に目が覚めます。時々 口が苦く感じます。
耳鼻科に行きましたが、正確な診断名はつきませんでした。耳管の通気をしてみても症状が改善しません。かえってめまいがひどくなったように感じたので通気はやめています。

1週間に2回の頻度で治療を開始しました。一度の治療で人の声が遠くに聞こえるのも自分の声のこもるのも楽になりました。ただまた゛ぶり返します。
3回ほど治療すると背中の痛みが最初を10とすると2ぐらいと軽くなってきました。結局 1ヶ月8回 治療し、その10日後も症状の再発のないことを確認して治療を終わりました。アンケートは8回目の治療後にいただきました。
聴力検査の結果も大丈夫だったという連絡を後日いただきました。

◆アンケート回答
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よい効果があった。少し苦痛はあるがずいぶん楽になった、総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は2であるという回答があり以下のようにコメントされました。

両耳の閉塞感は全く感じなくなりました。耳鳴も日中は殆ど気にならず過ごせるようになり楽になりました。夜 等 静かになったときに耳鳴を感じる事はありますが、あまり気にせず寝る事ができます。
耳からくるであろう体の不調を整えて頂き感謝しております。ありがとうございました。

◆考察

アンケートに「耳からくるであろう体の不調を整えて頂き」と書かれていますが、中医学では、肝鬱気滞(かんうつきたい)という身体の不調から、耳もつまり右の首から肩にかけても痛むようになったと考えます。気が滞ると、悪い熱をもつことがあります。頭の方で熱を持つと、口が苦くなったりします。そしてたいていは不眠になり、イライラがひどくなったりします。
私は耳周辺にだけでなく身体全体から治していきます。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。