2017年08月20日

耳管開放症? 右耳のつまりと不眠症と右ひざの痛みが治った

今日は40代の男性の耳管開放症もどきが2ヶ月に6回の治療をしたところきれいに治ったお話です。

☆耳管開放症? 右耳のつまりと不眠症と右ひざの痛みが治った

患者さんは40代の社長さんです。5年前にストレスから体調を崩し不安症と診断されました。お父さんから社長を引き継ぎ、ずいぶんがんばりはったようです。不安症は小康状態となったのですが、右耳のつまりが出始めました。耳管開放症でよくみられる自声強調、自分の呼吸音が聞こえるということはありません。耳鼻科で加味帰脾湯(かみきひとう)を処方されていますが一向に改善しません。
不眠症もあって、とくにここ1年は眠れません。のぼせやすく午前4時には目が覚めてしまいます。ここ2週間くらい右耳のつまりと首の右側面のこりが強くなっています。冬に来院されたのですが、寝汗もけっこうあります。
耳周囲の経絡(けいらく)気の流れがつまる肝欝気滞です。首のこりも不眠もそこからきています。寝汗は気滞からの化熱、熱をもつからです。頭はのぼせますが 足は冷えます。上実下虚(じょうじつかきょ)という状態です。気滞からのお腹のはりもあります。一般にはストレスからのお腹のはり、過敏性腸症候群(IBS)と呼ばれる状態です。
通院に3時間以上かかる遠方のため週1回の治療からはじめました。一度治療すると、足の冷えがとれたので、この方は治る力がしっかりしている方だなと思いました。本人は耳の治療には関係ないと判断され、当初は黙っていらっしゃったのですが、2ヶ月前に右膝の十字靭帯を痛めて以来 ランニングができない状態でした。いつも走っている人が急に走るのをやめると気滞はひどくなります。膝を治して走れるようにすると諸症状はいっそうよくなりました。右耳のつまりも、不眠症も首のこりも お腹のはりもなくなりました。
◆アンケートでは
治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は1である。との回答をいただき、右耳のつまり感はほぼなくなりました。お世話になりました。とのコメントをいただきました。
◆考察

ランニングでも肉体労働でも身体を動かすと、気滞は一定程度 改善します。ただし疲労がひどいと、それはそれで気滞はひどくなるので、スポーツで何でもよくなるという訳にはいきません。その方の状態、按配が大切です。
170821mimi.JPG
※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

2017年08月16日

おへそを温めよう

お盆が終わりました。結(ゆい)は明日から開けます。今日は夏の終わりの養生法のお話です。

☆おへそを温めよう

夏はおなかを温めるのが大切です。冷たいものを食べ過ぎたり、エアコンで冷えすぎると、身体がだるく重たくなります。レンジでチンするタイプの温パックや湯たんぽをおへそにあてて10分〜15分温めてください。結(ゆい)では箱灸や塩灸を使います。
胃腸が弱っているのも おなかを温めて治しましょう。いっしょに生姜や紫蘇(しそ)、ねぎやみょうがを薬味に使ったものを食べるのもいいですよ。
シャワーはお手軽ですが ぜひお風呂に入って身体を温めるようにしてください。浴室が暑くなって熱中症にかからないように、換気して冷風をいれるようご注意を。暑がりの人は氷まくらを頭にのせたり、首筋を冷やしながらお風呂に入るのもお試しください。写真は結の箱灸の様子です。
hakoq.jpg

◆連休のお知らせ
8月24日第4木曜は定休日のため23日水曜24日木曜と連休となります。お気をつけください。
posted by ゆい at 15:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年08月04日

正しい姿勢やめたら肩こりがなおった

暑さは続きますが、少し身体が慣れてきた方、暑熱順化(しょねつじゅんか)が進んで身体が以前より楽になって来た方もいらっしゃることでしょう。

☆正しい姿勢やめたら肩こりがなおった

ご高齢のお母さんが 前かがみになっていると「しゃんとして!」という娘さんがいらっしゃいます。お母さんを思ってのお声かけなんでしょうが、いわゆる「正しい姿勢」は無理にするものではありません。例えば 前かがみの高齢の女性に鍼灸治療すると、陽気がめぐり 筋肉に力がつき おのずと背筋が伸び 前かがみはなくなります。
自然としゃんとして、背筋が伸びるのはいいのですが、意識して背筋を伸ばそうとすると、よけいな力がかかり、かえって肩や背中がこります。
「正しい姿勢」を意識的に努力されているのは、みなさん「きっちりしている人」いわゆる交感神経優位のがんばりやさんが多いのです。長年の臨床から断言できます。のんびり屋さんは「正しい姿勢」なんかどこふく風です。
「肩の力を抜いて楽にしてください」「正しい姿勢になろうと努力しないでください」この間 数人の患者さんにお願いしてみると、みなさん「肩がこらなくなった」「首の痛みがとれた」という結果になりました。緊張し続けると細かなところを通る血流も悪くなります。正しい姿勢をやめたら肩こりが楽になります。
写真は結の花壇です。
170804hana.JPG
posted by ゆい at 14:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年07月30日

耳管開放症が5回、半月の鍼灸治療で治った

今日は60代の女性の耳管開放症が半月に5回の治療をしたところきれいに治ったお話です。

☆耳管開放症が5回、半月の鍼灸治療で治った

患者さんは元気な60代の女性で肩こりもありません。ただ耳の調子は少しずつおかしくなっていました。8ヶ月前に胃の具合が悪くなり、耳に違和感が出ました。5ヶ月前に花粉症で鼻炎になった時に、鼻をすするようになり 耳がつまるようになりました。その後 鼻炎はなくなったのですが、耳のつまりは残り、耳鼻科で耳管開放症と診断されました。車に乗ると必ず耳がつまります。車の振動が耳管を開かせてしまうのかもしれません。
首を前に倒すと つまり感はなくなります。耳管開放症ではよくあることです。横になると症状は消えます。
5回の治療で症状は消えました。その後 約1週間後に耳鼻科で検査をして、耳管の動きが正常であることを確認して治療を終わりました。

「非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない。」「総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は0.1である」というアンケート結果をいただきました。

◆コメント

耳管開放症ということで声がこもるような感じが時々していました。先生に治療していただいたおかげですっかり良くなり耳鼻科の検査でも耳管の開放はすっかりなおっていました。治療自体も気持ちよかったです。本当にありがとうございました。
今の苦痛を0.1にしたのは耳管開放症がまだおこるのというのではなく、おこりそうな気になる時があるからです。それもツバを飲み込めばそんな気もなくなりますが。
170731mimi.JPG
※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている
場合があります。ご了承ください。

2017年07月23日

急性低音障害型感音難聴が2回の鍼灸治療で治った

蒸し暑い日々が続きます。「今から こんなにしんどくて8月になったらどうなるんだろう」という患者さんに 「今が一番 しんどいんです。暑熱順化といって8月には身体が暑さに慣れてきます」と励ましています。鍼灸は暑さに慣れない身体の暑熱順化を促進することができます。暑さに耐えられる身体をつくるお手伝いができます。

☆急性低音障害型感音難聴が2回の鍼灸治療で治った

40代の女性が急性低音障害型感音難聴がなかなか良くならなからと来院されました。〇〇年の秋のことです。一か月前に「音が二重に聞こえる」ようになり、すぐに耳鼻科を受信し、急性低音障害型感音難聴と診断されました。右耳の低音が十分に聞こえていません。耳の圧迫感もあります。
右肩も上げにくくなったそうですが、いわゆる肩こりはありません。静かな場所では耳鳴りも聞こえます。

急性低音障害型感音難聴は、従来は突発性難聴の1つと考えられてきましたが、現在では別の病気とされています。
突発的に耳がつまり、耳鳴り、難聴になり、めまいはありません。ぐるぐるは回らないけれど、ふわふわするといった方はいらっしゃいます。聴力検査では、低音域の聴力が低下しています。音が二重に聞こえるということもおこります。

耳鼻科ではイソバイドという利尿剤、おしっこを出す薬とアデホスコーワという血流をよくする薬、メチコバールというビタミン剤、ビタミンB12を処方されていましたが効きません。
鍼灸すると一度の治療で症状がほとんどなくなったので、二回 治療して終了しました。アンケートは二度目の治療の時にいただきました。
中医学では右耳周囲の経絡(けいらく)、気の流れがうまく流れなくなったためにおこった難聴と考え治療します。右肩が上げにくくなったのも同じ気の流れの不調からです。難聴といっしょに「右肩が上げにくくなった」のも治しました。

「非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない。」というアンケート結果をいただきました。

コメント
針灸院が初めてだったので、不安ではあったのですがほとんど良くなり来てよかったです。
170723mimi.JPG
実はこの女性は二か月後にも同様の症状で来院され、二回の治療で治っています。突発性難聴はいちおう再発しないといわれていますが、急性低音障害型感音難聴は再発します。突発性難聴と診断されていても、同じ耳で同様の症状が数か月後におこったという話は患者さんからよく聞きます。

※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

2017年07月17日

暑い夜に眠れないもうひとつの理由

暑い日が続きます。暑いから眠りにくいのは 仕方がないのでしょうか。暑い夜には適切にエアコンを使う、氷枕で頭を冷やす等の方法がありますが、意外と見過ごされているのが昼間の過ごし方です。

☆暑い夜に眠れないもうひとつの理由

治療がうまくいって お薬なしでも眠れるようになっていた70代の女性患者さんが、暑さが続き始めてから再び不眠になりました。郊外にお住みで夜はそこそこ涼しくなる地域です。暑いから眠れないということはないとおっしゃいます。
「昼間はどうお過ごしですか、活動量は減っていませんか」と質問すると「昼間は暑くて何もする気がおきない、時にはウトウトと眠ってしまう」との返事が返ってきました。「エアコンをつけていつも通り家事をしてください。いつも通りに動いてください」とお願いしました。昼間しっかり活動すれば、夜は眠くなります。逆に昼間の活動性が低下したり長めに昼寝すれば夜は眠れなくなります。当たり前の話ですが意外に気づかれません。
昼間に1人で過ごすことが多い方々の中に、節約のためにエアコンを使わない方がいらっしゃいます。エアコンなしでもばりばり動ける方は問題ないのですが、暑いと動けなくなる方は エアコンを使って動くようにしてください。電気代がもったいないといっても、あなたが不調になるほうがもったいないのです。
写真は少し前に我が家の夜の食卓を照らしたろうそくの炎です。ほのかな光に落ち着きます。
170717hikari.JPG
posted by ゆい at 18:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記