2018年11月16日

週7入浴 介護リスク減 千葉大など、リラックス効果か

やっぱり入浴は素晴らしい!
「ゆっくりお風呂につかってください」患者さんに「自宅で気をつけることは?」と聞かれた時に、よくお願いしていることです。それを裏付けるような研究が11月13日の日経新聞夕刊に掲載されていました。

☆週7入浴 介護リスク減 千葉大など、リラックス効果か

1週間に7回以上湯船につかって入浴する高齢者は、週2回以下の人に比べて要介護認定のリスクが約3割減少するとの調査結果を、千葉大などの研究グループが13日までに発表した。入浴によるリラックス効果が認知機能低下や抑うつの予防につながっている可能性があるという。以上 日経の記事の要約

65歳以上の男女計約1万4千人を対象に3年にわたって実施された調査です。中医学では高齢者は陽の気が不足するとしています。入浴して身体をゆっくり温めれば、陽気を補えます。

身体を落ち着かせる要素。陰が不足して身体が熱い、長くは入浴できないという高齢者の方も まれですがいらっしゃいます。こういう方は不眠でも悩んでいらっしゃいます。中医学的鍼灸で補陰補腎という作用のある治療を受けていただくと、落ち着いてお風呂に入れるようになるし、ゆっくり眠れるようになります。体調がいろいろよくなります。

じつは私は1週間に14回 湯船につかって入浴しています。夜だけでなく朝もお風呂に入っています。早く体温を上げ、脳を活性化させ 朝一番の患者さんから万全の状態で治療できるようにするためです。朝食も必ず 温かいものをとっています。

日経の記事は有料のため、11月12日 NHK千葉放送局の記事を紹介します。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20181112/1080004272.html

☆ご注意ください

ここ数日、日照時間も減り、気温も下がってきました。身体がだるい、肩がいつもよりこるという患者さんに聞いてみると、自宅での暖房をガマンされている方がちらほらいらっしゃいます。寒いと思われたら暖房を入れてください。

写真は近所のベンツのお店のクリスマスツリーです。今朝 撮りました。窓ガラスに写る青空も綺麗です。
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2018年11月09日

秋にしんどくなる人たち 冬季うつ病 季節性感情障害(SAD)

10月、11月頃から身体がだるい、しんどい、夜 眠れない、昼間 眠いという人たちがいらっしゃいます。寝ても寝ても疲れがとれない、首がこる、肩がこるといった訴えもあります。

秋ですが、冬季うつ病 季節性感情障害(SAD)の可能性があります。毎年 10月、11月頃から調子が悪くなる人は疑ってみてもいいかもしれません。日照時間がへる中で脳内の神経伝達物質 セロトニンの分泌が減る人がいます。セロトニンには精神を安定させる作用があり、それが不足すると、うつ状態や情緒不安定になります。

脳にとって大切なセロトニンは体が浴びる光線量が多いとたくさん分泌されるようになります。とくに朝日を浴びることは大切です。
蛋白質の構成成分である必須アミノ酸、トリプトファンから、セロトニンを経て作られる、物質がメラトニンです。これが眠気を誘います。夕方になるとセロトニンが変化したメラトニンが分泌されるようになり、真夜中はピークに達します。セロトニンとメラトニンはいわばポジとネガのような関係。脳を安定させ活性化させる物質と眠気を誘う物質がうまくまわっていくことと、朝の光を浴びて起床し、夜になったら寝るという規則正しい生活は結びついています。中医学的には陰陽のバランスのとれた状態です。

冬季うつ病 にならない秘けつは 規則正しい生活と朝の太陽を積極的に浴びることです。
すでに調子の悪くなった方は鍼灸を受けてください。とくに私がよく使う督脉通陽法という治療法は冬季うつ病によく効きます。
写真は万博公園の紅葉です。
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◆専門家 鍼灸学生のみなさまへ 11月の関西鍼灸中医研究会のお知らせ

木下悟世話人の中医学講義と実技 認知症の鍼灸治療

高齢化の進展に伴い認知症の方が増えています。内閣府によると、85才で3人に
1人に認知症状があるとされています。介護施設は人手不足の為に十分に機能し
ていないのが現状です。自ずから在宅中心の介護となり、地域の資源を活用して
いくことになります。鍼灸師にも認知症を理解して精神の安定を図り、身体の苦
痛を取り除くことにより、周辺症状の発現を押さえ、平穏な生活が送れるように
支援する事が求められています。

《日時》11月17日土曜 18時〜21時 
《場所》大阪生涯学習センター 第4研修室

定員 36名 関西鍼灸中医研究会HPか下記URLから事前申し込みをお願いします。

https://ssl.form-mailer.jp/fms/318c1ceb536516

資料代はいずれも 一般会員2500円 学生会員1500円
一般参加3000円  学生参加2500円
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2018年11月05日

11月の関西鍼灸中医研究会のお知らせ

11月17日土曜の関西中医研が近づいてきました。

☆11月の関西鍼灸中医研究会のお知らせ

◆木下悟世話人の中医学講義と実技 認知症の鍼灸治療

高齢化の進展に伴い認知症の方が増えています。内閣府によると、85才で3人に
1人に認知症状があるとされています。介護施設は人手不足の為に十分に機能し
ていないのが現状です。自ずから在宅中心の介護となり、地域の資源を活用して
いくことになります。鍼灸師にも認知症を理解して精神の安定を図り、身体の苦
痛を取り除くことにより、周辺症状の発現を押さえ、平穏な生活が送れるように
支援する事が求められています。

《日時》11月17日土曜 18時〜21時 
《場所》大阪生涯学習センター 第4研修室

定員 36名 HPか下記URLから事前申し込みをお願いします。

https://ssl.form-mailer.jp/fms/318c1ceb536516

参加費 はいずれも 一般会員2500円 学生会員1500円
         一般参加3000円  学生参加2500円
事前申し込みされると「受け付けました」というメールが送信されますが、お使
いのスマホ等の迷惑メールを受け付けない機能のため受付メールが届かない場合
もよく見受けられます。
また同じ方が複数回 申し込まれる場合もあります。手作業で重複する申し込み
を消しています。
ご自身で申し込んだかどうかお忘れなきようお願いします。
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郵便番号564-0041
吹田市泉町2-47-27-102結鍼灸院内 
関西中医鍼灸研究会 藤井正道
電話06-6380-2236 
ホームページは http://www001.upp.so-net.ne.jp/yuihari/top.htm
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2018年10月22日

2006年8月の日本中医学交流会シンポジウムより

ずいぶん以前の話です。2006年8月27日 日本中医学交流会(日本中医学会の前身) 鍼灸分科会・学術大会が東京で開催され、私は『神経性嘔吐』について発表しました。
その報告は中医臨床2006年9月 通巻106号に掲載されています。写真はその記事の一部です。

27日の午前中のシンポジウムには私を含め5人の先生が登壇しています。そのシンポでの私の発言要旨を掲載します。
2018年の中国の鍼灸が以前よりも経絡を重視するようになり、灸法も再評価されるようになった今だからこそ、読んでいただきたいのです。長いですがご興味ある方はお読みください。
問題意識は今も変わっていません。大阪の湿度の高さを強調していますが、先進国の食生活 生活様式は湿邪 痰濁を生む、東京でも大差はないと 当時から考えていました。
地域性を強調することで、無用な対立 感情的反発を招かないようにしたのです。
「藤井はどうもちょっと違ったことを言っているが、大阪の特性からだろう」ということにして、素直に愚見を聞いていただきたいと考えたのです。

午前のシンポでの発言

「中医学は、理論はいいが臨床はどうもいまひとつ」という評価があるようです。これはおかしな評価です。臨床での治療効果に結びつかないのなら、理論がいいとはいえません。中医学は日本の臨床に即した理論的発展がすすんでいないと捉えるのが正しいのではないでしょうか。
日本の臨床で効果をあげるための、理論的発展が求められているのではないでしょうか。もしも理論的裏づけがないけれど日本の臨床ではなかなか効くという治療のやり方があるならば、それは中医学的理論で分析する必要があります。分析して中医学的針灸の中に組み込めばいいと思います。そこに総合的な理論体系である中医学理論の優越性があります。
もしも従来の理論的枠組みで捉えきれない事態が出現するならば、理論的枠組みを再構築する必要があるでしょう。理論的枠組みを再構築する必要を提起するのはだれでしょう。中国の文献の翻訳にたけた研究者や翻訳者学者の役割ではありません。先生たちは中国のすばらしい文献をたくさん紹介してくださいました。実践から理論的枠組みの再構築のデッサンをだすのは、日本の臨床の実情に即した臨床家の務めです。私たちです。ちょっと違うなあ、これは実情に合わないとかぶつぶつ言いながら、日々患者さんに鍼をうっている私たちです。
荒削りでもいいと思います。臨床家が日本での中医学的針灸理論の発展に向けて様々な仮説を提起し、実践していく段階に至っていると思います。きちんとした絵に仕上げるのは著名な先生方にお願いするとしても、少なくともデッサンくらいは臨床家が書かなければなりません。私は関西中医針灸研究会でいろいろと議論してきました。その議論の様子や仮説は隔月刊の中医研通信に収録されています。
関西中医針灸研究会の仲間は荒削りなデッサンを議論しながら書いてきたと自負しています。
開業針灸師が臨床でよく遭遇するのは比較的軽症であり、軽症は風土や生活様式の影響を強く受けます。軽症をきちんと手早く治していく力が求められています。
中国北京と大阪とでは患者の傾向が違います。江戸の八百八町(ハッピャクヤチョウ)に対し大阪は八百八橋(ハッピャクヤバシ)と呼ばれました。
大阪に橋が多かったのです。それだけ川に囲まれ、湿度が高いのです。大阪の患者は湿邪がからむ場合が多くみられます。湿邪はしつこいなどと泣き言を言っている余裕は私達にはありません。私が開業している吹田市泉町も2つの川に挟まれ、昔は田んぼだったところが宅地に変わっているところです。
ここにいる多くの皆さんがご存知の李世珍先生の配穴を例にあげてみます。李世珍先生は78年に中国援外医療隊に参加して、エチオピアに行ったことをのぞけばずっと河南省で生活し 臨床されているわけです。河南省は黄河の流れる乾燥した地域です。古代の首都 洛陽もあります。
湿度の高い大阪とはぜんぜん違います。李世珍先生にとっての「世界」は 河南省です。私の世界は大阪です。
李世珍先生が行かれた唯一の海外、エチオピアでの治療例も常用輸穴臨床発揮、東洋学術出版社の臨床経穴学に載っています。 エチオピアの気候風土を調べてみると、雨季乾季がありますが、日本のように湿度が高いとは いえない環境のようです。高原地帯です。
人は自分の臨床環境の中でものごとを認識し、その環境の中で効く治療をつくっていきます。10数年前初めて著作に接した頃と違い、今は李世珍先生の配穴を、それだけでそのまま使うことはあまりありません。10数年前は一生懸命手技をして、そのままの配穴を使っていました。今はひとひねりしています。去湿や温陽化湿のやり方を強め、 化熱化火を李世珍先生ほどには警戒せず 瀉法は多くの場合 平補平瀉にとどめ 補法は温陽など灸の補法をもって替えられるならば できるだけそうして、やっていくという具合になっています。
化熱化火を李世珍先生ほどには警戒せずというのは、湿邪が陽を阻むと考えるからです。海に囲まれた地形。食べ物からくる内湿の問題、寒冷な食品を多くとる日本の食生活。陽気を補う季節の夏に、エアコンを使い陽気不足に陥るといったこともあるでしょう。大阪の患者は北京や洛陽ほどには化熱化火しません。瀉法は多くの場合 平補平瀉にとどめというのは、湿邪が陽を阻みますから瀉熱の必要はおのずからへっていくと考えるからです。
例えば東洋学術出版社の臨床経穴学365ページの肝兪の使用例で肝血虚からの虚労の治療をみてみます。本病は五臓虚損、気血、陰陽不足の病証とされています。症状は 眩暈 耳鳴り。驚きやすい。舌質 淡 弦細などとなっています。目の疲れを伴うこともおおいでしょう。
配穴は肝兪 膈兪 三陰交(補法)となっています。肝血の補養です。
 
私なら中枢 大椎に灸頭針 四神聡留針としながら、肝兪 膈兪を使い、すべてを抜針した後に三陰交と神闕の灸といった具合です。神闕の灸で温陽化湿します。督脈任脈を使いますから陰陽も調和します。
督脈を通し清陽をあげたほうが眩暈をとめるのは早いです。熱が滞留することを心配する方が中医派には多いのですが、経気を通せば問題ありません。眩暈といえば、弁証関係なく百会に透熱灸している鍼灸師は現代の日本にたくさんいます。たいていはうまくいっています。まずその事実から出発すべきでしょう。
中枢で健脾も図れます。気をめぐらした後、三陰交で降気しておけば問題ありません。
肝血はすぐには補えません。血は脾胃で食物が吸収されて、それから血になります。鍼をしてもすぐに血は増えません。四神聡で頭顔面部の経気を通すことで 局所的に不足している場所に気血を送り、肝血虚の症状は改善できます。1回でそれなりの治療効果をあげられます。百会でもいいです。実際の肝血虚の治療はしばらくかかりますが、患者さんは早くよくなりたいのです。すぐに眩暈をとめたり、目の疲れを取るには四神聡を入れます。太陽もいいでしょう。去風と通絡を考えて風池をいれるのもいいでしょう。
針数をそこそこ使っても、清陽をきちんと上らせて頭を通絡したり、神闕で補気補陽していれば、理気過剰で瀉法に働いてしまうのではないかということを心配することはありません。私は少数穴で治療するときもあるし、たくさんつかうこともある。2番をつかうこともあれば30番をつかうこともある。こだわらないのですが、結構使ったときでも、瀉法に働いて患者さんがしんどくなったという経験は、まずありません。これは灸法を多用しはじめてからの話です。
脈舌については湿邪がからみますから弦細よりは弦滑となる場合が多いようです。
おまえが言っているのは肝血虚からの虚労ではなく痰濁の眩暈のことじゃないかという声が出てきてもおかしくないようなことを私はしゃべっています。肝血虚に湿邪をはらむからどうしても中間型のような形になります。中間型の方が大阪の実際の臨床で多くみられるのなら、肝血虚よりも肝血虚に湿邪をはらむ場合の対処法 配穴を考えたほうが有効です。中医学初心者は、その辺がわからないので大きくつまづくことが多いように感じています。中国で使いやすい分類から日本で使いやすい分類に変えていく作業が必要です。この場のみなさんでやっていきましょう。
痰濁の眩暈の配穴はたとえば鍼灸学臨床篇275ページをみると、中かん 内関 豊隆 陰陵泉頭維となっています。陽明の痰熱を頭維で清熱するといいますが、大阪では熱はそれほどないので通絡でいいでしょう。そうなると瀉法ではなく平補平瀉です。やっぱり四神聡や督脈を入れたほうが効果的です。化熱が心配なときには私は電針にしています。強い通絡は少し瀉熱にも働くと考えています。それでも心配な時はどっかで瀉血しておけばいいでしょう。

臨床経穴学369ページには誤灸、誤って灸することの弊害として「肝病には陽亢の証候が多く見られる、誤って肝兪や胆兪に灸を施すと肝火上衝をひきおこしやすい。これによって肝火が頭部に上ゆう眩暈、頭痛、頭の張る感じ、耳鳴りをなどの症状が出現する。これらの症状が出現した場合は行間を瀉して肝火の清降を図るとよい。」と書かれています。私が大阪的に言い換えると次のようになります。湿邪をもつ場合は多いので、灸で去湿するのは効果的です。肝火があがることはあまりありませんが、化熱化火が心配なときは行間や太衝に平補平瀉して降気を図っておくといいでしょうと。こういう調子で昼からの患者さんも診ていきます。
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posted by ゆい at 17:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年10月15日

多彩な症状を訴えるが 比較的 早期に治る患者さん 気の流れだけや熱だけが原因の異常は早く治ることが多い

50代後半の女性患者さんのお話です。
自律神経の乱れによる疾患が多く、調子が悪くなったら結(ゆい)にいらっしゃいます。1時間半くらい通院にかかるところにお住まいのため 当初は近くの鍼灸院に行かれるのですが、治らないときは当院にいらっしゃいます。

☆胸の違和感は3回でなくなりました

○○年1月に来院されました。胸が「ころんころん」となる感じがする。胸に違和感があるという訴えです。
10月頃から2ヶ月間 食欲がなくなり、同時に乗り物酔いしやすくなりました。日によって身体に力が入らないことがあります。
この時は1週間に3回治療して治りました。3回目に以下のアンケートをいただきました。

◆アンケート回答

よい効果があった。少し苦痛はあるが ずいぶん楽になった。総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は3であるという回答があり以下のようにコメントされました。

体のしんどさがずいぶんとれてきました。(院長から)もう1回の通院で良いのではと言われましたがもう少し 10日に一回ぐらい来させていただきたいです。元気になれば 月1ぐらいでお願いしたいです。アンケート以上

◆自筆のコメントはこちらから
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実際はこれで治療を終わり、次に来院されたのは1年後の9月でした。

☆暑くなると体温も上がってしまい、身体がしんどい

8月初めに西日を20分くらい浴びてから、体温が1度 平熱より高い状態が続くようになった。近くの鍼灸院に4回ほど行ったら、暑い時には体温が高く涼しい時は平熱にもどるといった状態になったが、そこからなかなか治らないので当院を思い出したとのことでした。自律神経の異常です。庭を掃くとかちょっとした作業で身体がすごくしんどいという訴えでした。

今度は瀉熱(しゃねつ)という過剰な熱をとる治療をしたところ1週間に2回の治療で治りました。暑い時も大丈夫になり作業もこなせるようになりました。
じつはこの女性は5年ほど前から手のひらが熱く感じるようになり、入浴するのが苦痛となりシャワーだけの生活を続けていらっしゃいます。寝つきもよくないようです。
もう少し継続的に治療をさせていただければ、そういった状態も治せますよと提案しましたが、そこまでは望まれないようです。

◆考察

当初の1月は身体の胸やおなか側を上から下へ流れる経絡がうまく通じなくなり、胸の違和感が出るようになったものです。この時 食道に炎症等があればお医者さまからは「逆流性食道炎」と診断されたりします。気の流れを通し整えるのは適切に治療すれば、比較的早期にできます。流れる気、エネルギーが減少した気虚(ききょ)がひどい方は補気(ほき)というエネルギーを養っていく時間が必要ですが、気を通すだけならすぐにできます。

9月は身体の熱がうまく発散されなくなっています。汗をかきすぎて身体の津液(しんえき、身体の正常な水分)が不足し、身体を適切に冷やすことができなくなった状態です。
夏の終わりによくある症状で、瀉熱で熱をとるのは簡単です。
本当は瀉熱に加え 津液不足をなくし、入浴できないような身体の不調をなくす補陰(ほいん)という治療をしばらくすれば寝つきもよくなり 入浴もできるようになります。9月の2回の治療でも補陰していましたが、2回では身体の状態をしっかり変えるところまではいきません。
患者さん本人としては 訳のわからない大変な症状にみえるかも知れませんが、中医学では分析し見通しを立てることができます。適切に治療すれば簡単に治るものも多いのです。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
posted by ゆい at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年10月11日

一か月で治った耳管狭窄症

一か月で治った耳管狭窄症

耳管狭窄症は耳鼻科では 鼻炎や副鼻腔炎などで耳管の咽頭口が腫れ、耳管の通らなくなった状態と説明されています。耳のつまりや聴力低下があります。
今回の患者さんは30代の男性で右耳の違和感 つまり感 頭痛 肩こりがつらいという訴えがありました。夏に治療しました。春先は花粉症がひどくなるが 今は鼻炎の自覚症状はほとんどないといった状態でした。
一か月 5回治療したところで頭痛 肩こりはなくなり、耳の症状も消えました。アンケートをいただき、治療を終わりました。 通院に2時間ほどかかる方でしたが、なんとか通院していただきました。
春先に花粉症がひどくなると鼻炎から耳管狭窄症が再発する可能性があるので、2月ごろから花粉症の治療をしましょうと お願いしています。

花粉症の治療については以下をご覧ください。症状を抑えるだけでなく、本当に治す治療です。
http://hari.yuisuita.com/category/1461803.html

◆アンケート回答

非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない、総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は1であるという回答があり以下のようにコメントされました。

一年以上前から耳管狭窄症と診断されずっと右耳のつまり感を感じながら過ごしていました。耳鼻科を転々としても一向に治らず困っていたところインターネットで耳鼻の治療をやっている結鍼灸院を知り通うことになりました。家のある○○から通うのは大変でしたが4回目の治療くらいで耳のつまり感がほぼなくなり5回目ではほぼ完治しました。鍼灸の力の不思議さにおどろいているところです。1か月くらいで治るとは思いませんでした。本当にありがとうございました。
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