2020年09月22日

耳の閉そく感、耳鳴り 首や肩の痛みが治りました 50代女性

すっかり秋めいてきました。新型コロナ感染症の感染予防のために自宅にいて調子を崩したという患者さんを多数 治しています。今回のお話もそういう女性です。6月初旬に治療を開始し7月中旬には卒業されました。

☆耳の閉そく感、耳鳴り 首や肩の痛みが治りました

6月初めに50代の女性が来院されました。普段は仕事をされていますが、4月からは新型コロナ感染症の感染予防のために自宅待機を余儀なくされていました。5月中旬に突然 右耳に拍動性の耳鳴りが出現し、右の首や肩が痛くなりました。頭痛もあります。
2回の治療で耳鳴りはほぼなくなりましたが、まだ首や肩の痛みが残ります。5回治療したところで、痛みも軽くなったため週一回のペースに落とし、7月中旬まで治療を続け、再発のないことを確認して7月中旬に卒業していただきました。

◆コメント(アンケート回答)

アンケートでは「ほとんど完全に治り苦痛はない」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は1である」という回答をいただき、以下のコメントをいただきました。

コロナの自粛期間中に右側の耳鳴りと閉そく感、首の痛み肩の痛みが現れ2週間ほど様子をみていましたがよくなる様子がなく不安になり結鍼灸院を訪ねました。
途中 左耳にも閉そく感が出始め今まであまり感じたことのない頭痛も出てきて不安になりましたが、治療のたびにその時々の症状を聞いてくださり不安を取り除くような声掛けと治療をしていただきました。
季節が梅雨ということもあり、少し症状が戻った時もありましたが 少しずつ良い方向へ向かい耳鳴りや閉そく感、頭痛はほぼゼロになりました。今は仕事等で疲れると少し肩がこる程度で、ゆっくり休めばおさまります。色々と有難うございました。コメント以上
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◆考察

仕事も休みとなり自宅待機の日々、身体も動かすことも減り、右耳や周囲の経絡(けいらく) 気の流れが滞り、右側の耳鳴りと閉そく感、首や肩の痛みが出たものです。耳鳴りで不安になったのではなく、不安は新型コロナ感染症、緊急事態宣言の中でもともとあったのです。身体の不調が不安を増幅させたのです。不眠もありました。「途中 左耳にも閉そく感が出始め」とありますがこれは治療を始める直前の症状です。片耳だけなら我慢していても、両耳がおかしくなり始めたから来院されるという患者さんは多いのです。
気の流れを整え、気持ちを落ち着かせるのは鍼灸の得意とするところです。耳の症状は自律神経の不調とつながることがよくあります。

※個人情報保護のため話の設定を少しだけ変えている場合があります。

◆感染予防のために結(ゆい)は予約数を絞っています。ゆったり治療を受けていただけますが、予約はとりづらくなっています。24日木曜から開けますが、今週は木曜9時30分に空きがある以外はつまっています。来週からは空きがあります。本日もネット予約、電話予約は受け付けています。
予約されている患者さんにお願いです。直前の予約変更、キャンセルはくれぐれもお避け下さい。ほかの患者さんたちの予約希望をお断りしている中で確保した時間なのですから。よろしくお願いします。

2020年08月16日

マスクの感染防止効果はすごい!

アメリカのワシントン大学医学部やカンザス大学医療センターの研究者たちからの報告です。5月ミズーリ州の美容院で2人の美容師が新型コロナ感染症にかかりました。2人の美容師は美容院の外での濃厚接触が確認されています。症状があったにもかかわらず、1人は8日間、もう1人は5日間にわたって、仕事を続けました。2人ともPCR検査陽性でした。2人は139人の客のヘアカットをしましたが、美容師・客ともに全員がマスクをしていたために客は誰も感染しませんでした。2人以外の美容室スタッフも感染していません。一方 新型コロナ感染症にかかった1人の美容師の同居家族4人は全員が感染しました。
マスクの感染防止効果はなかなかのものです。
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/69/wr/mm6928e2.htm

結(ゆい)はスタッフ全員がマスクにゴーグル、保護帽です(院長のみ保護帽をかぶらず短髪をしょっちゅう洗っています)患者さんもマスクをつけたまま治療を受けていただきます。各ベットごとに換気扇があり、換気も徹底しています。温灸の煙対策として用意した換気扇が感染対策として役立ちました。お灸(ヨモギ)の煙は感染防止効果があるとされ、中国の隔離施設ではお灸の煙で部屋を燻蒸していました。
治療室の様子はグーグルインドアビューでご覧ください。
https://www.yuisuita.com/access/

以下の図は新型コロナ感染症でわかってきたことです。日経新聞8/15より
https___imgix-proxy.n8s.jp_DSXKZO6262337013082020M10600-PN1-5.jpg
◆感染予防のために結(ゆい)は予約数を絞っています。ゆったり治療を受けていただけますが、予約はとりづらくなっています。明日17日月曜から開けますが、今週は18日火曜10時に空きがある以外はつまっています。本日もネット予約、電話予約は受け付けています。
予約されている患者さんにお願いです。直前の予約変更、キャンセルはくれぐれもお避け下さい。ほかの患者さんたちの予約希望をお断りしている中で確保した時間なのですから。

◆最終受付時間を午後7時から6時30分に繰り上げました。6時〜6時30分の受診をご希望の方は、確実に来院できる日を、お早めにご予約ください。当たり前のことですが確実でない予約はお受けできません。

2020年08月15日

無症候性感染者とは何だろう? 新型コロナ感染症 山梨県の画期的取り組み!

新型コロナ感染症に関して無症候性感染者という言葉をよく目にするようになりました。厚労省のHPでは無症状病原体保有者という呼び名で以下のように書かれています。

〇無症状病原体保有者(症状はないが検査が陽性だった者)から感染しますか。

 一般的に、肺炎などを起こすウイルス感染症の場合は、症状が最も強く現れる時期に、他者へウイルスを感染させる可能性も最も高くなると考えられています。
 しかし、新型コロナウイルスでは、症状が明らかになる前から、感染が広がるおそれがあるとの専門家の指摘や研究結果も示されており、例えば、台湾における研究では、新型コロナウイルス感染症は、発症前も含めて、発症前後の時期に最も感染力が高いとの報告がされています。以上
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q2-3
結の6月13日のブログでも無症候性感染者について書きました。
〇そもそもなぜマスクは必要なのか、感染しているかもしれない人が、他人にうつすのを防ぐためです
http://yuisuita.sblo.jp/article/187576439.html
新型コロナの感染力の総量を100とすると、発症前の無症状者(後で症状の出る患者)からの感染が全体の45%、そして無症状のまま経過する、つまり本人も気づかないままに感染し治ってしまう無症候性感染者からの感染が5%ということもわかってきました。
残りの50%が発症した患者さんからの感染です(発症した患者さんからの感染を40%、患者さんの飛沫等が付着した環境からの感染を10%と分けて表示する時もあります)以上
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接触確認アプリ(COCOA)が厚労省から推奨されています。感染者との接触がわかったら通知が来ますが、症状がなければ「14日間 体調の変化に気を付けてください」といわれるだけです。症状がなくても感染力のある人がいることがわかっているのに、これでは感染拡大防止になりません。通知が来たら、すぐに検査が必要です。
山梨県はただちに検査する方針を出しています。「山梨県では、アプリで接触が確認された方全員がPCR検査を受けることができます。」と県のHPに書かれています。各自治体も山梨県に続いてほしいものです。
https://www.pref.yamanashi.jp/kenko-zsn/corona/documents/app.pdf

◆感染予防のために結(ゆい)は予約数を絞っています。ゆったり治療を受けていただけますが、予約はとりづらくなっています。17日月曜から開けますが、この週の予約はすでにいっぱいです。24日月曜からの予約をお受けしています。休み中もネット予約、電話予約は受け付けています。
予約されている患者さんにお願いです。直前の予約変更、キャンセルはくれぐれもお避け下さい。ほかの患者さんたちの予約希望をお断りしている中で確保した時間なのですから。

2020年08月12日

PCR検査の拡大を 早期発見、早期保護、早期治療

結(ゆい)鍼灸院は夏休みに入っています。緊急事態宣言を受けての閉院の後、5月7日から再開。新型コロナ感染症をめぐる社会状況が患者さんたちに与えたストレス状態を強く感じながら治療を続けました。あっという間の3か月でした。

◆感染予防のために結(ゆい)は予約数を絞っています。ゆったり治療を受けていただけますが、予約はとりづらくなっています。17日月曜からの週は、21日金曜に少しの空きがあるだけです。ご予約されている患者さんにお願いです。直前の予約変更、キャンセルはくれぐれもお避け下さい。ほかの患者さんたちの予約希望をお断りしている中で確保した時間なのですから。

◆最終受付時間を午後7時から6時30分に繰り上げました。6時〜6時30分の受診をご希望の方は、確実に来院できる日を、お早めにご予約ください。当たり前のことですが確実でない予約はお受けできません。

☆PCR検査の拡大を 早期発見、早期保護、早期治療

東京都世田谷区の保坂区長が区独自のPCR検査を現在の1日200〜300から2千〜3千件に拡充する、また人とよく接する職業の人々、医療従事者、保育士、介護従事者、美容師等には定期検査をという方針を発表しました。各地でPCR検査を拡大する動きが続いています。山梨県は8日、新型コロナウイルスの接触確認アプリ「COCOA」で通知を受けたすべての人がPCR検査を受けられるようにしました。陽性者と1メートル以内で15分以上接触の可能性があるという通知を受ければ、症状の有無に関係なくPCR検査を受けられます。岩手県も埼玉県も7月にPCR検査の対象を拡大しています。こうした自治体の動きに背中を押されるように厚労省も7日に「新型コロナウイルス感染症に関するPCR等の検査体制の更なる強化について」という通達を出しています。感染が急拡大している8月になって、やっと出たかという気持ちはありますが、ぜひ具体化していただきたいものです。国は予備費をどんどん使ってください。https://www.mhlw.go.jp/content/000657888.pdf

大阪府は7月1日に検査体制を1日3500件にする目標をすると発表しています。現在は8月7日の2558件が最大です(https://covid19-osaka.info/)
大阪府は人口882.3万人 世田谷区は93.9万人です。9.3倍の人口ですから世田谷区同様に2万件を目指していただきたいものです。感染鎮静化に成功している米国ニューヨーク州の人口は2000万人で大阪府の2.2倍です。ここでは5月17日には1日4万件、6月4日には1日5万件を検査しています(ニューヨーク州におけるPCR検査の現状、島田悠一コロンビア大学医学部 循環器内科 助教授 https://www.covid19-jma-medical-expert-meeting.jp/topic/3266)

☆擬陽性は限りなく0に

今でも検査拡大に反対する人がいらっしゃいます。どうすれば感染拡大を防げるかの対案もないままの反対です。検査拡大反対派は擬陽性、陽性でもないのに陽性と判定される人がいることを問題視します。けれど実際は1万人を検査して擬陽性は1人です。
※日本医師会 COVID-19 感染対策におけるPCR検査実態調査と利用推進タスクフォース 中間報告書解説版7/22 7ページ参照
https://www.covid19-jma-medical-expert-meeting.jp/topic/3169
タスクフォース.png
検査を拡大していく中で、精度を高め、擬陽性は限りなく0に近づけていくことができます。別の検査を組み合わせることもできます。全自動PCR検査装置を使えば精度をさらに上げることができます。
※日本医師会COVID-19有識者会議 COVID-19感染制御のためのPCR検査等の拡大に関する緊急提言8/5 https://www.covid19-jma-medical-expert-meeting.jp/topic/3243
※日本医師会COVID-19有識者会議 COVID-19に対するPCR検査体制 8/7
https://www.covid19-jma-medical-expert-meeting.jp/topic/3344

☆新型コロナ感染症にかかっているかどうかではなく、感染力があるかどうかが大切

新型コロナ感染症にかかっていても、鼻咽頭・唾液などにウイルスがいなければ陰性とされます。偽陰性です。正確に陰性を見つけることができる確率は97.8〜99.9%です(COVID-19 感染対策におけるPCR検査実態調査と利用推進タスクフォース 中間報告書解説版)しかし唾液やのどの粘膜にウイルスがいなければ、他人に感染させる感染力はほとんどありません。感染拡大防止という目的からすると偽陰性は問題ではないようです。
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2020年08月06日

夏休みの予定ほか

今回は帰省や夏休みのお話です。

※夏休みのお知らせ 
8月9日日曜~16日日曜まで休みます。すでに8日土曜までは予約がいっぱいですので、
17日からのご予約を受け付けています。
密にならないために、予約人数を減らしています。ゆったりと治療を受けていただけるのですが、一方で予約が取りづらくなりご迷惑をおかけしています。
8月は最終木曜ではなく第3木曜20日木曜を休みます。27日は開けます。

◆帰省が話題となっています。私にも遠方に住む息子がいますが、今年は帰省しません。代わりにスカイプで食事会を開いています。
電話より ゆっくり話せます。顔を見ながら話しできます。一番いいのは、トイレ等で席を立った時に全身を見ることができること。顔だけを見るより息子の様子がよくわかります。パソコンの大きな画面でみていると、いっしょにいるかのように思えてきます。お金もかからないし、感染予防もできます。みなさんもぜひお試しください。

◆感染集積地域での会食は家族以外でするのは2人でも5人で10人でもダメです。アクリルボードがあっても密閉した空間の場合 エアロゾル感染がおこる可能性があります。ぜひスカイプやズームを使いオンラインでお楽しみください。
私は2月2日以降 外食はしていません。鍼灸院に通勤する以外は、スーパーやデパ地下に食料品の買い出し等に出るだけの毎日を続けています。各方面に不義理していますが感染予防が第一です。散髪も自宅で妻にやってもらっています。

◆結(ゆい)は温灸を多用する鍼灸院です。煙対策のためコロナ以前からいつも換気していました。各ベットに換気扇があります。またお灸(ヨモギ)の煙は抗ウイルス作用があるとされ、中国の軽症者用施設では わざわざお灸の煙で部屋を燻蒸していました。
衛生対策のため結(ゆい)はコロナ以前から 使い捨ての紙シーツを使っていました。患者さんが触れそうなところは すべて紙がかかっています。
私たちはゴーグルにマスクで治療を続けています。防護服こそ着ていませんが、ユニフォームは半日で着替えています。昼食は新しいユニフォームで髪の毛も顔も手も洗ってとっています。

posted by ゆい at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2020年07月31日

感染地域での大量で集中した検査「いつでも、どこでも、何度でも」 世田谷モデル

東京都世田谷区の保坂区長が区独自のPCR検査を現在の1日200〜300から2000〜3000件に拡充する、また人とよく接する職業の人々、医療従事者、保育士、介護従事者、美容師等には定期検査をという方針を発表しました。鍼灸師も入りますから、私が世田谷区で開業していれば2週間に一度程度、PCR検査や抗体検査を受けることになります。世田谷モデルと呼ばれています。
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☆感染地域での大量で集中した検査「いつでも、どこでも、何度でも」 世田谷モデル

無症状感染者が感染を広げていることがわかってきました。感染が集中している地域で大規模に検査し、隔離、治療していくのは新型コロナの特性にも、感染症対策の基本にも沿った適正なやり方です。この間 ブログで書いていた東大児玉龍彦教授の提言にそったやり方です。

◆感染していない人同士の接触をさける政策ではなく感染した人と感染していない人の接触をさける政策を5/28ブログ
http://yuisuita.sblo.jp/article/187537572.html
◆新型コロナウイルス感染症対策 全国一律自粛ではなく もっとスマートなやり方があるでしょう。21世紀型の対応を。遺伝子工学と計測化学、情報科学の活用を。7/23ブログ
http://yuisuita.sblo.jp/article/187725772.html

児玉教授は7月16日に国会で提言しましたが、無視されています。世田谷区の保坂区長はかねてから児玉教授に相談していて、今回 世田谷モデルとして実を結びました。東京都医師会も30日に会見し、新宿の歌舞伎町や池袋の繁華街をはじめとした感染が集中している地域向けの施策として、「その地域で集中的にPCR検査を実施し、無症状者も含めた感染者の洗い出しと対策を徹底する」と保坂区長と同様の提言をしています。
保坂区長はツイッターで以下のように述べています。
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〇世界各国で「コロナとのたたかい」が続いています。今、私たちは世界各国での対策がうまく効果をあげた事例と、苦戦を続けている事例、また拡大に歯止めがかからない事例を知っています。当然、「うまく効果をあげた」事例に学ぶべきだと考えています。
〇そして、「PCR検査」を極力制限する、または抑制するという方針で成果をあげた国や地域があるでしょうか。5月以降は、多くの「専門家」も政府も「PCR検査」を増やすと言っています。が、国際比較では、きわめて少ない水準で一向に増えていきません。なぜでしょうか。
〇社会の継続のために必要で、人との接触を避けられない仕事については、「社会的検査」が必要だと考えたのは、ニューヨークの検査体制「いつでも、どこでも、何度でも」を聞いてのことです。検査を充実することで、症状のない陽性者も把握して、感染拡大を防止する、この手法が経済再生にも貢献する。以上 保坂区長のツイッターより
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今日31日の朝日新聞東京版には世田谷区医師会が1日当たり1000件のPCR検査ができる検査機の導入を検討しているという記事が載っていました。世田谷区はすでに5月からPCR検査拠点の「地域外来・検査センター」を医師会と協力して作っています。保健所とは別の検査の流れが整備されています。大阪府はやっと7月に「地域外来・検査センター」をつくる方針を表明したところです。世田谷モデルを応援します。