2018年05月13日

軽やかに踊れる!足の冷えもなくなった

今回は足の冷えがなくなり、軽やかに踊れるようになった10代後半の少女のお話です。顔もしゅっとして歌う声も出やすくなりました。
お母さんの紹介で10代後半の少女が来院されました。○○年1月のことです。手足が冷えるという訴えでした。2月からは花粉症にも苦しめられますが、首や肩のこりはありません。
じつは関西人なら知らない人はいない有名な音楽学校を少女は目指していました。そのため毎日 歌や踊りのレッスン漬けの日々。「食欲はありすぎる」との訴えですが、圧倒的な運動量の中で太らないように食事制限をしていますから、当たり前です。治療する側としてはもっと食べて欲しいのですが、そういう訳にもいきません。寝つきも悪く、ぐっすり眠った気がしません。

ストレスと受験のプレッシャーで身体がいつも緊張した状態になっています。いわゆる交感神経優位の状態、リラックスしていい時にもリラックスできないのです。中医学では肝欝気滞(かんうつきたい)と呼びます。緊張とリラックスがうまく切り替えられるようにしていきます。
手足が冷えるといっても身体に熱がないわけではありません。交感神経優位では細かな血流がうまく流れなくなります。中医学では気が滞っていると考えます。肩こり首コリがあってもおかしくないのですが、毎日 踊っているので肩はこりません。

一度 治療すると寝つきがよくなり、よく眠れるようになりました。足の冷えも1ヶ月に5回 治療したところなくなりました。じつは4回目までは徐々に良くなっていたのですが5回目に治療法をかえたところ劇的に改善しました。
足の指先全部に紙をおいて上から直接 お灸するというやり方です。跡は残りませんがチクッと痛いので控えていたのです。刺激の少ない治療からはじめ、効果がいまひとつの時は刺激の強い治療も試みます。もちろん患者さんと相談しながらです。今回も冷えがなくなったので2回で足の指先への灸はやめました。

2月になり花粉症の季節となりましたが花粉症の発症もありません。当初よりあった足首の痛みがレッスンを続けても再発しなくなったのを確認して治療を終了しました。2ヶ月 9回で治療を終わり、まずは歌と踊りに集中してもらうことにしました。

◆アンケート回答

非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない、総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は0であるという回答があり以下のようにコメントされました。

手足の冷えも改善され、身体も動きやすくなったので踊りが軽くなりました。顔もしゅっとしました。声も出やすくなり声楽の先生にもほめられるようになりました。もっと良くなるように続けていきたいです。

※「しゅっとする」とは大阪弁でかっこいいことです。今回は顔がしまって輪郭がはっきりしたことを表現しています。

◆自筆のコメントはこちらから
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◆考察

「顔もしゅっとしました」と書かれていますが美容鍼をしたわけではありません。気をめぐらしただけで変化しました。「声も出やすくなり」と書かれていますが、とくに意識して治療したわけでもありません。少女から歌う時に「声が出にくい」という訴えは一度もありませんでした。無用な緊張がなくなり声ののびがよくなったので、今まで声が出にくかったのだと気がつかれたのでしょう。過度の緊張とストレスがいくところまでいくと失声症になります。声が出なくなったり、かすれた声しか出なくなります。私は失声症も多数 治しています。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

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2018年05月06日

耳管開放症 夏に悪化するのが治った

結(ゆい)鍼灸院の藤井正道です。今日で連休も終わり、結(ゆい)は明日 7日月曜から平常通り開院します。
今回は夏に耳の調子が悪くなる若者が治った話です。

耳管開放症 夏に悪化するのが治った

20代の男性が○○年7月に来院されました。夏になると耳管が開くのをなんとかしてほしいとの訴えです。両耳の耳管が開き、自分の声が大きく聞こえてしまいます。立ちくらみもよくおこり、鼻炎もあります。
伝統的中医学では気がきちんと頭まで登っていない、清陽(せいよう、清らかな陽気)が頭まで昇っていないために、耳管や鼻がうまく機能しなくなったと考えます。
7年前の夏、ひどい疲労感で耳管も開放するようになり体調不良になりました。調べたところ貧血状態で腎機能も低下していたそうです。それ以来 夏になると調子が悪くなるようになりました。

10日間に3回 治療したところ、簡単には耳は開かなくなり、鼻炎もよくなりました。
結局 半月で5回、その後半月に3回 治療したところ、一週間の内 一度も耳が開かなくなり、鼻炎もよくなったので、治療を終了しアンケートをいただきました。
本当はもう少し 夏が終わる9月末までは治療を続けたかったのですが、海外留学のため8月で治療を終わりました。

◆アンケートのコメント

夏になると、立っているだけでも耳が開いて辛い状態でしたが、ここでの治療でそのような症状がなくなり日常生活はかなり楽になりました。ありがとうございました。

◆自筆のコメントはこちらから
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※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

2018年04月19日

手足が震えて出勤できなくなった若者、不安障害の治療

20代前半の若い男性がお母さんといっしょに来院されました。
5ヶ月前から会社に行こうとすると、手足が痙攣して行き難くなったという訴えです。手足が激しく震えます。ついには1ヶ月前からは休職することになりました。
2年ほど前から、不安障害で心療内科にかかっていらっしゃいますが、今回の痙攣は薬を飲んでもよくなりません。

交感神経が極度に緊張すると、手足が震えることがあります。緊張で声が震えることもあります。筋肉が震えると体温が上がります。寒いときにも震えますね。筋肉を震えさせて熱を出し、体温を保とうという働きです。
今回の震えは恐怖と緊張からです。震えで体温を上げ、筋肉や神経の動きを高めようとしているのです。体温を上げて身体を敏捷に動かせるようにして一刻も早くその場から逃げ出すためです。
よく似たものに「武者震い」があります。戦闘の前に身体が震えるのが「武者震い」。敵と戦うために、震えて体温を上げるのも、敵から逃げるために震えるのも似たようなものです。
会社は敵ではありません。現代の日本では必要のない過剰反応です。中医学的鍼灸では寧心(ねいしん)という緊張や恐怖を和らげる作用のあるツボ中心に治療していきます。当院独自の思考鍼も使います。あるツボに鍼を入れ、私が鍼に手技をしている状態で会社に行く自分をイメージしてもらいます。
調子がよくなると会社の近くまで行ってもらうという予行演習もしました。認知行動療法というやり方です。
一ヶ月間 9回 治療し、職場復帰しました。一週間後に、嬉しそうな声で「元気に会社に行っています。一度の欠勤も遅刻もありません。震えもなくなりました。」という電話がかかってきました。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
写真は昨日の万博記念公園の様子です。つつじもチューリップも満開です。
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2018年04月17日

アースデイ東京2018にモクサアフリカが出店

今週末21日〜22日に東京の代々木公園でアースデイ東京2018が開催されます。
イギリスのNGO モクサアフリカの日本事務所準備室がここに出店します。お時間ある方は是非 足を運んでみてください。さまざまなお灸体験ができます。
イギリス在住のモクサアフリカ理事 伊田屋幸子もかけつける予定です。関西中医鍼灸研究会は2017年12月に伊田屋さんの講演会を開き、寄付集めに協力しています。

☆モクサアフリカの日本事務所準備室
https://www.moxafrica-japan.com/

☆アースデイ東京2018
http://www.earthday-tokyo.org/2018/04/11/5998

会場:代々木公園(イベント広場・ケヤキ並木)

日程:2018年4月21日(土)10:00〜19:00
4月22日 (日)10:00〜18:30
(※出展テントは17時まで営業)

※雨天決行
来場:12万人(予定)
主催:アースデイ東京 2018実行委員会 (実行委員長 C.W.ニコル)
入場:無料

◆モクサアフリカは研究成果で世界を動かす、お灸の再評価を

モクサアフリカは、2008年に2人のイギリス人鍼灸師(Merlin Young and Jenny Craig) によって設立されたイギリスのNGOです。
モクサアフリカは、「日本の直接灸が結核治療の補助的な役割をつとめることができる」という研究、および「お灸の普及活動」、「お灸の普及活動をする団体・個人への支援」に重点を置いて活動を行っています。ウガンダでの活動も直接 担っているのは現地の人です。

モクサアフリカは長年のRCT/臨床研究の結果、ウガンダで2016年に結核とHIV患者にお灸をすると免疫力が高まることを証明することに成功しました。この研究成果は世界的な注目を集めています。私が招待講演をした2017年9月の第5回国際灸法大会(中国 杭州)でもその活動を台湾の大学教授が紹介していました。

モクサアフリカは結核にお灸が効くという実証研究を各地ですすめ WHOなどを説得して世界を動かそうとしています。

写真は日本鍼灸師会の患者さん向け小冊子 けんこう定期便2018年3月号掲載の伊田屋さんの記事です。一部抜粋すると

結核菌は空気感染します。たとえば東京で大地震が起きて3日間都市機能が停止したとします。そして体育館のような避難所に大勢の方が一緒に過ごさなくてはいけないとなったら、 そこで免疫力を高める作用が期待できるお灸です。鍼灸師のみなさんがパッと行って、被災した人たちにお灸をしてあげる。これで一番大変な時期をしのげるということになります。抜粋以上
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2018年04月03日

ベンツの販売店が

阪急吹田駅から結(ゆい)までの道のり、途中に関西電力のビルがあったのですが、ベンツの販売店に変わりました。まだ工事中です。そのため近くのコインパーキングはいつも満車状態です。
結(ゆい)に車でいらっしゃる時は、スーパーライフ泉町店かダイソーに買い物がてら駐車して下さい。

阪急吹田駅前にあるメイシアター(吹田市文化会館)も改修工事をしていたのですが、こちらは4月1日から開いています。今朝のメイシアターです。
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2018年03月27日

2回で治った突発性難聴

今回は突発性難聴のお話です。

☆突発性難聴とは

突然 難聴になった中で、原因不明のものを突発性難聴といいます。
原因不明なのですが、内耳の循環障害が有力と考えられています。循環障害は 血の塊や何かの異物、脂肪や空気等々が血管をつまらせたり、細い血管が破れてしまったりすることでおこります。
また風邪のウイルスが 内耳の炎症をおこす場合も多いといわれています。
循環障害にも炎症にも鍼灸は有効です。気血のめぐりをよくするのは鍼灸の得意中の得意です。春に発症することが多いという印象があります。

☆2回で治った突発性難聴

橘(仮名)さんは40代の男性です。○○年7月に来院されました。
一週間前 テレビをみていたら急に右耳の聞こえが悪くなりました。3日前 耳鼻科を受診したところ突発性難聴と診断された。昨日 ステロイド注射を受けたが効果を感じられなかったとのこと。右の耳鳴もあるが静かになると気になる程度です。肩こりは しっかりあります。
4日間に2回 治療したところ聴力が回復しました。2回目の治療をした翌朝、聴力は回復していました。3回目にさらに聴力の回復を確実にする治療をしてアンケートをいただきました。アンケートでは以下のコメントをいただきました。

◆コメント

まさかここまで聞こえるようになるとは思いませんでした。鍼灸治療はうけたことがなかったので半信半疑でしたが、今は受けて本当によかったと思っています。本当にありがとうございます。コメント以上   自筆のコメントは以下からどうぞ
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※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。