2017年10月23日

風邪の時こそ鍼灸を

☆風邪の時こそ鍼灸を

結(ゆい)鍼灸院の藤井です。急に寒くなったせいか風邪をひかれる方が増えています。通院できる状態の患者さんには、できるだけ通院をお勧めしています。
鍼灸は風邪をきちんと治すからです。以下をご覧下さい。
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_cold/

また耳管開放症や狭窄症の患者さんには、風邪は症状をよくするチャンスだとお伝えしています。アトピー性皮膚炎の方なんかも同様です。風邪のウイルスとたたかうために身体は発熱し、免疫がフル稼働しています。この免疫のフル稼働状態は 身体のほかの症状を治していくにもチャンスなのです。簡単に風邪薬は飲まないでください。少しの熱ならそのまままにしていてください。一時的に症状を楽にすることが、長引かせることにつながるかもしれません。
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_cold/entry_1002/

☆平常体制にもどりました

9月初めから、中国の国際灸法大会に招待されたり、熊本の学会に行ったり、東京の鍼灸学校に教えに行ったりが続き、患者さんにご迷惑をかけました。木曜が17時から開院したりしていましたが、やっと終わりました。木曜も朝からやっていますし、土曜も普通に開けています。写真は9月に熊本に行った時に回った 益城町の水場です。熊本地震の被災地 益城町は湧き水の豊富なところでした。

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2017年10月16日

秋になった 不眠になった。

結(ゆい)鍼灸院の藤井です。ここ2週間ほど、不眠や眠りが浅いという患者さんが増えています。秋になったからです。以下は2003年10月13日に発行した通信ですが、今もそのままあてはまるので、再掲します。

☆秋になった 不眠になった。 結(ゆい)通信No.53  2003/10/13より

10月になって、寝つきがわるくなった、夜中に目が覚めるようになったという患者さんがちらほら来院されるようになりました。私が秋を実感するときです。

中国伝統医学では秋は収める時期です。作物が収穫の時を迎えるように、人の身体も冬に向かって収斂(しゅうれん)していきます。身体が気を大切に保ちながら静まっていきます。人の身体は陰と陽でバランスを保っていますが、収斂させていく時期には陰の要素がより必要とされてきます。鍼灸治療では、秋は陰を補う作用のあるつぼを使い、患者さんの身体が健やかに冬を迎えることができるように手助けしています。患者さんの訴える症状と直接の関係は薄くても、秋には隠し味のように陰を補う作用のあるつぼを使い、患者さんの身体の陰陽のバランスをとっていきます。

◆陰の要素が足りないとどうなる

日頃から陰の要素、あるいは陰の要素に似た働きをする血の少ない方(西洋医学の貧血のことではありません)に症状が出ます。陰がたくさん求められている秋だからこそ、陰の足りないためにおこる症状が出てくるのです。陰の要素の足りないためにおこる症状の代表的なものが不眠です。明け方、身体が熱くなり寝汗をかいて目が覚めることもあります。

ほかにはめまい、目や口やのどの乾燥、便秘、午後から夜にかけての熱がでてくるなどです。腰がだるくなる場合もあります。
人によっては妙に臆病になったり、逆にイライラしてちょっとしたことでひどくおこるようになったりする場合もあります。じつは精神疾患の発症する季節的な第一のピークは春ですが、第二のピークは秋です。 陰の要素に似た働きをする血の少ない方の場合は、手足がしびれる場合もあります。

◆眠らない生活を続けていると眠りにくくなる

眠りは陰の要素を養うもの。眠れないといよいよ陰が足りなくなり、陰の要素の足りない状態=陰虚(いんきょ)が悪化していきます。季節が変わり楽になればいいのですが、悪循環から悪化する場合もあります。

眠りは陰の要素を養うものですから、日頃から陰虚(いんきょ)の方でなくても睡眠時間を削った生活を続けていれば、陰虚(いんきょ)となり不眠をはじめとする諸症状に苦しむ場合もあります。眠らない生活を続けていると眠りにくくなるのです。十分な睡眠時間を確保されるよう気をつけてください。

◆陰を補う作用のある食べ物

陰を補う作用のある食べ物をいくつか紹介しておきます。

黒ゴマ、黒大豆、きくらげ、いか、牡蠣(かき)、貝柱、豚肉、かも肉などです。おいしく食べて、ぐっすり眠りましょう。


◆10月の関西中医研のお知らせです。邵輝中医師の講義と実技  事前申し込み不要!

10月21日 土曜 18時〜21時 
《場所》大阪市立総合生涯学習センター (大阪駅前第2ビル5F)  第4研修室

欧米で活躍する中国人鍼灸師の鍼灸の紹介 欧米先進国で受け入れられるよう大陸とは別に独自に自由に発展した鍼灸をご覧ください。日本でも参考になるはずです。 年に一度の邵輝(しょうき)先生の中医学講義です。ふるってご参加ください。

詳しくは関西中医鍼灸研究会のHPをご覧ください!
ホームページは http://www001.upp.so-net.ne.jp/yuihari/top.htm
写真は中国 杭州で9月に開催された国際灸法大会の儀式で並んだ私と台湾の先生です。
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2017年10月15日

11月12月の関西鍼灸中医研究会のお知らせ

結(ゆい)鍼灸院の藤井です。今回も専門家、鍼灸学校の学生向けです。関西中医鍼灸研究会のお知らせです。

◆11月の関西鍼灸中医研究会のお知らせ

☆耳で困っている患者さん びっくりするほど多いんです!
耳疾患の鍼灸 講義と実技指導 

11月19日日曜 13時〜17時 
講師 藤井正道世話人 36名定員 
下記URLから事前申し込みをお願いします。10月14日現在 残り10名です。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/b9f7591b536599 

《場所》 東洋医療専門学校 実技室 第1校舎6階

ここ10数年 耳疾患とくに耳管開放症と狭窄症の鍼灸治療に力を入れています。
ネット上で「耳管開放症」 と入力すると藤井の結(ゆい)鍼灸院は全国で6番目、
医療機関では4番目 鍼灸院では2番目に表示されます。トップの時もあります。
たくさんの患者さんを治し、標準治療法をつくりました。
耳鼻科でいまひとつ治療効果が上がりにくい耳の疾患ですが鍼灸はしっかり治せ
ます。
耳管開放症と狭窄症、突発性難聴と急性低音障害型感音難聴の中医学的分析と標
準治療を説明します。
実技講習も2人一組で行い、結(ゆい)の耳疾患の標準治療を体得していただきま
す。

◆12月の関西鍼灸中医研究会のお知らせ

☆空飛ぶ鍼灸師 お灸は世界を変える

イギリス在住の日本人鍼灸師 伊田屋ゆき先生を迎え、モクサアフリカの活動や
海外生活、欧米からみた日本鍼灸について自由に語ってもらいます。
モクサアフリカは イギリスのチャリティ団体で伊田屋ゆき先生は理事です。モ
クサアフリカはアフリカで結核の補助療法として お灸を広めています。日本式
の透熱灸が免疫力を高めています。

伊田屋です。日本で生まれその後、カナダ、ニュージーランド、アメリカ、台湾
に住んだ後、今はイギリスの国立公園のど真ん中に住んでいます。大自然の中で
自給自足を目指しながら農園を楽しむ鍼灸師です。海外へ飛び出したきっかけは
お灸と馬でした。
毎月一度はヨーロッパか北米でお灸についての講演の旅へ、4歳の娘と一緒に世
界中を飛び回り、お灸と免疫について話し、お灸の仕方を講演する旅を初めて4
年が過ぎました。
毎月どこかへ導かれるお灸でつながる縁。これから来る時代へ向けて身体と免疫
について講演させていただきます。今、抗生物質が効かない薬剤耐性菌が増えて
います。薬剤耐性菌がもたらす激動の時代へ向けてのお灸のメッセージをお伝え
します。

《日時》12月9日土曜  18時〜21時
《場所》大阪市立総合生涯学習センター(大阪駅前第2ビル5F) 第4研修室
36名定員 下記URLから事前申し込みをお願いします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/318c1ceb536516 

詳しくは関西中医鍼灸研究会のHPをご覧ください!
ホームページは http://www001.upp.so-net.ne.jp/yuihari/top.htm
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2017年10月13日

10月の関西中医研のお知らせです

結(ゆい)鍼灸院の藤井です。今回は専門家、鍼灸学校の学生向けです。関西中医鍼灸研究会のお知らせです。

☆10月の関西中医研のお知らせです。

◆邵輝中医師の講義と実技  事前申し込み不要!
10月21日 土曜 18時〜21時 
《場所》大阪市立総合生涯学習センター 第4研修室
大阪生涯学習センター (大阪駅前第2ビル5F) 

欧米で活躍する中国人鍼灸師の鍼灸の紹介 欧米先進国で受け入れられるよう大
陸とは別に独自に自由に発展した鍼灸をご覧ください。日本でも参考になるはず
です。
年に一度の邵輝(しょうき)先生の中医学講義です。ふるってご参加ください。

☆邵輝(しょうき)先生のプロフィール
1963年中国山東省生まれ。1984年 北京中医薬大学医学部 卒業 
1988年 大阪大学微生物研究所でウイルス免疫学を研究 
1992年 大阪大学にて医学博士号取得 現在、米国生殖医学会会員、神戸東洋医
療学院講師、産業医科大学非常勤講師、天津中医薬大学客員教授、鑑真学院教授、
プーアル茶茶文化センター館長 などを兼任 毎日放送テレビの健康情報番組
「なるほど!」解説者(ツボ・漢方など東洋医学的養生)、朝日カルチャー「薬
膳入門」講師、NHK文化センター「食養生講座」講師、リーガロイヤルホテル、ホ
テル ラ・スイート神戸ハーバーランド、シェラトンホテル、ホテル阪神「薬膳セ
ミナー」アドバイザーなど活動は多岐にわたり、英ウィメンズクリニック、船戸
クリニック、クリニックママ、谷口眼科の漢方相談も実施している。
専門分野は、鍼灸、漢方、ウイルス免疫学、遺伝子学、予防医学で東洋医学の可
能性を統合医療の観点から追求する。
主な著書
1991年『鍼灸臨床治療法集』 邵 輝他 たにぐち書店
1997年 『老年医学新進展』 邵 輝他 化学工業出版社
1999年『日本東洋医学の状況』邵 輝他 人民衛星出版社
2006年 『解毒革命』邵 輝 メタモル出版
2009年 『4000年健康法 これだけわかれば医者いらず』邵 輝 メタモル出版
詳しくは関西中医鍼灸研究会のHPをご覧ください!
ホームページは http://www001.upp.so-net.ne.jp/yuihari/top.htm
写真は講義する邵輝(しょうき)先生
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2017年09月16日

玉石混交? お灸名人たち 杭州 第五回国際灸法大会

9月11日は「お灸名人たち」のプレゼンテーションの場でした。
お灸名人とは お灸ブームの中で生まれてきたお灸の民間療法をやる人たち、中医師ではありません。
ブームの中 灸法専門の治療家 保健艾灸師が国家資格として生まれました。1~2週間 講習を受ければとれる資格です。保健艾灸師は独立開業できるため、ここ5年ほどのうちに街には艾灸館という灸法の治療院が多数できるようになりました。その中で人気が出て、TVでも取り上げられるようになってきたのが お灸名人たち。
実際 この日は地元TV局が来ていました。

大会で発表した中医師は保健艾灸師との関係を「保健と医療」「顧客と患者」「調理と治療」というふうに役割分担すると分類していましたが、実際はきれいに分かれていません。

お灸名人たちは「全息灸」「禅灸」「古法温灸」などの独自のブランドを立ち上げ、セミナーを開きます。セミナーを受けた弟子たちがフランチャイズ方式で艾灸館を開設、独自ブランドの棒灸やお灸をお灸名人から仕入れて店を経営していきます。うまくいく人もいますが、数か月で店をたたむ人もいます。もちろんブランド名を使うのは看板料が必要です。

にぎやかな音楽とともに お灸名人のプロモーションビデオが流れます。「私はこれで楽になりました」という患者さんの映像が流れる様子はTVの健康食品のCMに良く似ています。
理論らしいものを展開する方もいますが、実際はマニュアルがあるだけのようにみえました。

「全息灸」の銭秋来氏は巨大な棒灸を束ねた独特の道具を使って実演していました。最後には「私はこれでガンが治りました」という患者たちが6人 派手な音楽とともに登場。「全息灸」グループは作務衣のようなグレーのユニフォームをそろえ、会場の一角から掛け声をかけていました。赤い中国服を着た銭氏は「手術は人間の身体に穴を開けているだけだ」といった極端な西医否定の発言をしていました。率直に言うとカルト臭がします。

会場にはブランド名をプリントしたユニフォームを着たお灸名人のグループがいくつかいました。
実践的でそれなりに効く灸法をセミナーで教えているお灸名人もいらっしゃるでしょうし、銭秋来氏のおかげで治ったガン患者も実際にいらっしゃるでしょうが、玉石混交、すぐれた面もあるが インチキもあるという印象でした。

写真は巨大な棒灸器で実演する「全息灸」の銭秋来氏、「全息灸」グループ、別のお灸名人グループの実演の様子です。
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2017年09月15日

杭州 第五回国際灸法大会 学術のお話

杭州 第五回国際灸法大会 学術のお話

◆中国語のスライドは大成功

9月10日に「うつ病、パニック障害、双極性障害の治療 督脉と奇経を組み合わせて」という発表をしました。中国語のスライドを準備し、実技では両手に2本の太い棒灸をもって督脈通陽法をやる方法も披露しました。大阪ではホルダーの棒灸を固定して使ったり、灸頭鍼、台座灸を使うことが多いのですが、大会用に開発し数か月前から臨床で試験的に使っていたものです。結構いい治療効果がでていました。
自分でいうのもなんですが、この講演も受けました。講演終了後 たくさんの参加者が握手しにやってきて、写真もたくさん撮りました。

その後 80歳の石学敏教授が熱弁をふるって醒脳開竅法を発表したり、江西中医薬大学の陳日新教授が熱敏灸について報告したりと中医師の学術発表が続きました。熱敏灸は日本で出版されています。反応点を重視する棒灸法で日本の鍼灸師は納得する人が多いでしょう。
陳日新教授には「あなたの著書を読んだ」「考えていることに共通点が多い」と話し、著書「灸法実践マニュアル」を贈呈しました。
少数民族の医学として灯心草灸などの報告もありましたが、足三里の化膿灸、打膿灸などの報告も複数 あったのには驚きました。以前はお灸は鍼の添え物程度、打膿灸が学術でとりあげられるなど考えられないことでした。会場の出席者にも足三里の打膿灸をしている人がいらっしゃいました。

◆写真 とられまくり、スマイルで日中友好

中国人はアメリカ人です。オーバーアクションですし、おおざっぱです。陽気そうにふるまいます。はっきり言わないと通じない国柄だからです。
移民国家 アメリカ同様、中国人同士も地域がかわれば理解しあうのは大変!中国の漢字は共通語ですが、しゃべると通じません。山西省の女性が発表している時、通訳の女性は「あのおばさん、なまりがひどくてうまく訳せない。共通語をしゃべろうとして緊張してガチガチになっている」と言っていました。中国語の方言は実際はフランス語とドイツ語の違い以上に違うのです。

ということで 開会式挨拶で顔を知られてからは、はっきり意示を示す中国人参加者とツーショット、スリーショットの写真撮影が相次ぎました。国際大会といっても海外ゲストは日本と台湾からのみ、日本人は人寄せパンダです。
ホテルのエレベターの中でも、レストランでも写真を求められます。「日中友好、日中友好」と胸の中でつぶやきながらスマイルで写真に納まりました。じつは私は灸道具の販売ブースにはほとんど行っていません。セルフケア用が多く、専門家向きではないなと感じたからということもありますが、何より写真撮影を求められ おちおち見ていられないからです。
挨拶と講演の受けのよかった代償で、ありがたいことですが、人寄せパンダもちょっと疲れました。

写真は講演の様子を客席からとったもの、スライドを出すとスマホのシャッター音の嵐です。実技の様子。ある参加者の足三里の打膿灸です。
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